- 蓑山山頂から両神山 -
蓑山の山頂部には美の山公園があり、その直ぐ下まで車で上がることができます。桜のシーズンには恐ろしいことに大型の観光バスまで上がってきます。しかし、蓑山の山頂部は南北に細長くけっこう広いので、大賑わいする場所を外せば意外と静かです。
私は山頂部の静かな片隅で小鳥の囀りを聞きながらのんびりしました。時折通る人の鈴の音さえ煩く感じるほどでした。(しかし、このような場所で鈴を鳴らしながら歩くというのは何故なのでしょう。小鳥の囀りより熊避けの鈴の方がいい音だと思っているのでしょうか。蓑山山頂部に熊が出るとでも思っているのでしょうか。)
秩父鉄道の親鼻駅から歩き始めます。
親鼻駅では普段は地元の人がわずかに降りるだけですが、桜の時期の好天の週末でしたので山姿のグループが何組か降りました。
気持ちのいい新緑の中を登って行きます。
新緑の頃の「お犬のくぼ」付近は明るく気持ちのいい所です。そして、足下にはスミレ、ヒトリシズカ、・・・
桜が現れれば山頂部はすぐです。
事前に得た情報通り山頂部の桜の咲き具合はまだまだという感じです。
それでも見事に咲いている木もあります。
山頂部の片隅にある小さな池
前の春には蛙の姿を見ていたのですが、今回はオタマジャクシがほんの少し泳いでいるのが見えるだけでした。
山頂から武甲山・秩父市街の眺め
山頂部から桜越しに薄っすらと両神山
下りは桜の下を和銅黒谷駅に向います。(「黒谷駅」は今月初めに「和銅黒谷駅」に改名されました。)
途中展望が開ける場所からの眺め - 右の双耳峰は城峯山
新緑の道は気持ちいいです。
麓まで下りてきても新緑が綺麗です。
のんびり下っていくと、藪の中で何かカサコソと音がします。何だろうと思って覗いてみたら・・・
それはキジでした。二枚目の写真を撮る前に藪の中に姿を隠してしまいました。
和銅黒谷駅に到着して歩き終わりです。
そして、いつものように移動してミツバツツジと桜を観て回ります。
【 蓑山の花たち 】
アカネスミレがまとまって咲いている場所がありました。一度にたくさんのアカネスミレを見たのは初めてでした。
同じようにニオイタチツボスミレがまとまって咲いている場所もあったのですが、写真を撮るのが困難な場所であったために上手く撮れませんでした。
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アカネスミレ
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エイザンスミレ / ニリンソウ
他に、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ヒナスミレ、アケボノスミレ、ヒトリシズカ、イカリソウ、キジムシロ、セントウソウ、詳細な名前がわからないテンナンショウの仲間、ヤマブキ、クサボケ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、キブシ、・・・などが咲いていました。