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四阿屋山

2008年04月24日 | 山歩 - 秩父



- トサミズキ咲く山居から武甲山・小持山・大持山 -

この山は山腹に咲くフクジュソウ、あるいは麓の堂上に咲くセツブンソウが知られていて、この時期が一番の人気だと思います。

今はフクジュソウもセツブンソウも終わっています。それゆえ静かな山歩きができますが、何もないわけではありません。ツツジが咲きます。私にとって、四阿屋山はツツジの山という印象の方が強いです。

今回もツツジを求めて、久しぶりに友人と一緒に、その名も「つつじ新道」を歩きました。

行程 【 大堤~つつじ新道~四阿屋山~山居~花見山~薬師堂 】

(注) 「四阿屋」は「あずまや」と読みます。

秩父鉄道の終点三峰口駅から小鹿野町営バスに乗り、それを小森で乗り換えて、大堤で降りました。バス停のすぐ前から「つつじ新道」が始まります。

まず、植林の中を登って行きます。しばらく行くと山居への分岐があり、その先でクサリ場が現れます。

このクサリ場の上部はほぼ垂直で足懸りがほとんどありません。この岩場の為だと思いますが、このコースには「上級者向」という立て札があります。「上級者向」という程ではないにしても、岩場や細尾根歩きが苦手な人は山居経由で登った方が無難だと思います。



この岩場を登りきると、山頂まで細尾根の道が続きます。途中、クサリ場もありますが、後はたいしたことありません。



この細尾根の道は新緑が綺麗で ・・・



ツツジが咲いて ・・・



展望もあり ・・・ 楽しい道です。



ツツジはミツバツツジ・アカヤシオ・ヤマツツジが咲き、群生している場所はありませんでしたが、山頂までほとんど途切れることなく咲いていました。

一番多かったのがミツバツツジで、ヤマツツジはほとんどが蕾で一部開花し始めていました。そして、アカヤシオはもう終りという感じでした。



そして、アシビが咲き ・・・



ヤマザクラが咲いて ・・・



新緑も綺麗です。

思ったより簡単に頂上に着いてしまったのですが、このような道ならもっと続いて欲しいと思うくらいでした。

山頂には誰もいませんでしたので、ツツジに囲まれてのんびりしました。



山頂から両神山・二子山の眺め



山頂部に咲くアカヤシオ ・・・



そして、ミツバツツジ。

また、岩壁を覗き込むとヒカゲツツジが咲いているのが確認できるのですが、残念にも近づけません。



ミツバツツジと両神山

下りは山居経由で薬師堂に向います。

つつじ新道との分岐からの道は最初クサリのある岩場を下りていきます。



その岩場には、こんなものが・・・。

フクジュソウ園地のある山居では、トサミズキが綺麗で、武甲山方面の展望も開けます。(最初の写真)



足下に咲くスミレなどを見ながら、新緑の道を下って行きます。



空は青く ・・・



ヤマツツジの花も目立つようになり ・・・



新緑はあくまでも綺麗です。



「花しょうぶ園」の脇を通って行くと、花の綺麗な「花見山園地」があります。



ミツマタと山の新緑の組み合わせが、私には珍しかったです。



こちらは里桜と熊倉山(右奥)



最後は薬師堂に着いて、ここで歩き終わりです。

薬師堂からは小鹿野町営バスで三峰口駅まで戻りました。

小鹿野町営バスは本数が少ないですから、利用の場合は事前に小鹿野町のサイトで調べておいた方が無難です。薬師堂の近くには「薬師の湯」がありますが、今回は入りませんでした。

【 四阿屋山の花たち 】

今回の主役はやはりツツジです。そして、野草ではスミレが一番目につきました。

ミツバツツジ、アカヤシオ、ヤマツツジ、ヒカゲツツジ、アシビ、ヤマザクラ、トサミズキ、ヤマブキ

タチツボスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレ、アカネスミレ、ヒナスミレ、アオイスミレ

イカリソウ、ミツバツチグリ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、マルバコンロンソウ、・・・ などが咲いていました。
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