- フクジュソウ / アズマイチゲ / セツブンソウ / ザゼンソウ -
早春の花を一日で観て回りました。最初の写真に掲げたように、フクジュソウ、アズマイチゲ、セツブンソウ、ザゼンソウです。
行程 【 武州中川駅~国見の広場~憩いの広場~寺沢(山翠荘)~弟富士山~武州日野駅 】
秩父鉄道の武州中川駅から歩き始めます。
まず、若御子神社に向かい、そこから遊歩道に入ります。
若御子神社から少し登ると直ぐにフクジュソウが現れました。
数は少ないですが、綺麗な花を咲かせていました。
最初は植林の中を行きますが、途中から自然林の中の道になります。遊歩道として過剰な程整備されています。
着いた国見の広場は名の通り展望が開けますが、誰もいませんでした。
国見の広場から熊倉山方面の眺め
国見の広場から武甲山
国見の広場から少し下ると若御子峠です。ここから若御子山への道がありますが、今日は若御子山は寄りません。
尚、若御子山への道は途中から岩場のある急な道になり、踏み跡もハッキリしません。その上若御子山頂は平凡で展望もありません。
若御子峠から少し下ると憩いの広場です。
ここはフクジュソウも咲き、両神山も望める、明るく開けた場所です。
ここも誰もいませんでした。
ここで少しのんびりしました。
憩いの広場からは一旦里まで下りて、日野の寺沢に向かいます。
途中の指導標に「陽野」という文字がありました。昔は「日野」ではなく「陽野」と表記されていたのではないでしょうか。
寺沢へ向かう里道 - 今は自動車道路ができて歩く人も少なくなった昔の道だと思います。
寺沢の奥に山翠荘という宿があり、そこの敷地内にザゼンソウが自生しています。(入園料=300円)
今年は開花がたいへん遅かったそうで、花の数も少ないです。
その為でしょうか、最初は誰もいなくて独りで観て回っていました。しばらくして、数人の人がやって来る程度でした。
花も例年よりだいぶ小さめです。
ザゼンソウは決して可愛いという感じの花ではありませんが、今年のこの小ささが意外にも可愛らしさを感じさせてくれました。
次に向かうのは弟富士山です。富士山と名がついていますが、小さな里山です。
そして、山頂に鎮座するのは当然浅間神社です。
要するに、本物の富士山に登拝する代わりの山ということだと思います。
山頂から北に少し下った所に虚空蔵尊が祀られている大きな岩があります。
頭に乗っかった岩が今にも落ちそうな感じです。道はこの真下を通っています。
大岩からの眺め - 右奥に武甲山
弟富士山の北西斜面から麓にかけてはカタクリが群生しています。もちろん、未だ花は咲いていません。
麓まで下りて、山裾に沿って進んでいくと、数は多くありませんが、アズマイチゲとセツブンソウを見ることができます。
アズマイチゲ - まだまだ花の数は少なかったです。
セツブンソウ
最後は秩父鉄道の踏み切りを渡って、武州日野駅に到着です。
山を歩いたというより里を歩いたという印象の方が強いですが、歩行距離10kmちょっと、おおよその累積標高差は登り620m、下り610mほどになります。