今年の連休は好天に恵まれたと思います。予定がなくても、晴ればやはりどこかへ出かけたくなります。
この日出かけたのは、朝のんびり出かけられる所というか、のんびり出かけざるを得ない所になりました。水沢観音からの水沢山です。水沢観音へは、高崎駅と伊香保温泉を結ぶ群馬バスを利用できますが、本数は少なく、高崎駅からの場合休日は水沢に11時少し前に着くバスが一番早い便になります。のんびり出かけざるをえないのです。確かに不便ですが、バスはガラガラです。廃止にならないのを感謝したいくらいです。
この日もこのバスで出かけましたので、歩き始めたのは11時過ぎでした。水沢山だけでしたらこの時間でも問題ありませんが、二ツ岳と合わせた場合それなりに時間がかかります。今回のコースを地図上で見ると簡単そうに見えるかもしれませんが、カシミールでルートを作って確認するとトータルの標高差は登りが1100m弱で下りが900mほどです。
行程 【 水沢観音~水沢山~オンマ谷~二ツ岳(雄岳)~森林公園~つつじケ丘~伊香保温泉 】
雄岳山頂からの眺め。正面は榛名富士。
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連休のせいでしょうか、水沢観音はかなりの人出でした。その本堂の脇の急な石段から水沢山への道が始まります。
最初から急な登りですが、新緑が綺麗です。
石仏が並ぶ東の肩。
ここから山頂までは何箇所か展望の開ける瘠尾根をいきます。
山頂は瘠尾根の一番高い場所というような所で決して広くありません。着いた時は人でいっぱいでした。
混んでいるから譲り合ってというより早い者勝ちという感じで、後から来た人は座る場所さえありません。
水沢山頂からの眺め。中山峠をはさんでの小野子三山(十二ケ岳・中ノ岳・小野子山)と子持山です。
山麓を左から右に(西から東に)流れるのが吾妻川です。奥には上越国境の山々が見えていますが、写真ではハッキリしません。
実は出かける時、水沢山にするか小野子三山にするか迷ったのですが・・・。
小野子三山も子持山も各々二回歩いたことがあります。
水沢山頂からの眺め。榛名山の峰々です。
やや右側に二つ並んでいるのが二ツ岳の雌岳(左前)と雄岳(右後のアンテナの立つ峰)です。やや左のすくっと立っているようなのが相馬山。相馬山と雌岳の間に榛名富士。雄岳の右は烏帽子ケ岳。
混んでいる山頂では休む気になりませんので、少し下ったいつもの大岩の上で昼食にしました。最近はこの大岩の上が決まりの休み場所になっています。
森林公園へ下りて、そこからオンマ谷に向かいます。途中自動車道路を横切りますが、少し離れた場所に何台もの車が駐車していました。ここからだと簡単に水沢山に登れますので、最近水沢山が混む理由はここにあるのではないかと思っています。また、そのためでしょうか、こちら側の登山道の痛みが激しいです。
一旦ゆるく登った後、オンマ谷へ向かって下りて行きます。正面奥は相馬山です。
ここの雰囲気は個人的に好きなのですが、今年はまだ芽吹いていません。新緑の頃はたいへん綺麗です。
オンマ谷はかつては爆裂火口だった場所です。谷の底付近には大きな岩が重なり合っています。
また、もう少したてば色々な花が咲き出します。今は小鳥の鳴き声が魅力的に響いています。
オンマ谷の北西部にはマユミの木が多いです。マユミはかつては弓に使用されたのでこの名前があるそうです。
オンマ谷からは戻るように二ツ岳の雄岳に上がっていきます。
雄岳には通信施設がありますが、山頂からは西側の展望が開けます。
雄岳山頂からの眺め。(クリックで拡大します)
左の山が相馬山。中央右の両脇に榛名湖の湖面が見えるのが榛名富士。榛名富士の右側は右へ順に掃部ケ岳、鬢櫛山、烏帽子ケ岳。榛名富士の左側は左へ順に杏ケ岳、天目山、三峰山。
写真では確認できませんが、肉眼では浅間山を確認できました。浅間山はちょうど榛名富士の上に見えます。
雄岳からは雌岳に寄らずに、森林公園に下りていきます。
途中、水沢山が三角形の姿を見せていました。
森林公園の境界はどこかわかりませんが、急な下りが終わって、つつじケ丘への巻き道を進みます。
若葉が逆光に照らされて花のように見えました。
気分のいい新緑の中を進みます。後の山は二ツ岳の雌岳です。
ここも新緑が綺麗です。日に照らされて、おかしな表現ですが「暖かそうな新緑」でした。
広くない水沢山頂には人が溢れていましたが、山頂からオンマ谷、二ツ岳を歩いてきた間は数人の登山者とすれ違っただけで、予想外に静かでした。
最後は大勢の人で賑やかな伊香保神社に下り立ちました。伊香保の温泉街も大勢の人です。
伊香保温泉から渋川駅へのバスが連休の渋滞に巻き込まれて大幅に遅れたのが唯一誤算でした。
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途中で会った花達です。山の上はまだ春になりきっておらず、花の数はあまりありませんでした。他に・・・クサボケくらいしか思い出せません。
シロバナエンレイソウ。
タチツボスミレ。まるで岩の下で仲良く雨宿りをするかのように咲いていました。
.
アカネスミレ。 / アケボノスミレ。
.
エイザンスミレ。 / ヤブレガサ。このように若葉の時の姿は本当に名前通りという感じです。この株はまだ「赤ちゃん」という感じで、なんとなく可愛くもあります。
この日出かけたのは、朝のんびり出かけられる所というか、のんびり出かけざるを得ない所になりました。水沢観音からの水沢山です。水沢観音へは、高崎駅と伊香保温泉を結ぶ群馬バスを利用できますが、本数は少なく、高崎駅からの場合休日は水沢に11時少し前に着くバスが一番早い便になります。のんびり出かけざるをえないのです。確かに不便ですが、バスはガラガラです。廃止にならないのを感謝したいくらいです。
この日もこのバスで出かけましたので、歩き始めたのは11時過ぎでした。水沢山だけでしたらこの時間でも問題ありませんが、二ツ岳と合わせた場合それなりに時間がかかります。今回のコースを地図上で見ると簡単そうに見えるかもしれませんが、カシミールでルートを作って確認するとトータルの標高差は登りが1100m弱で下りが900mほどです。
行程 【 水沢観音~水沢山~オンマ谷~二ツ岳(雄岳)~森林公園~つつじケ丘~伊香保温泉 】
雄岳山頂からの眺め。正面は榛名富士。
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連休のせいでしょうか、水沢観音はかなりの人出でした。その本堂の脇の急な石段から水沢山への道が始まります。
最初から急な登りですが、新緑が綺麗です。
石仏が並ぶ東の肩。
ここから山頂までは何箇所か展望の開ける瘠尾根をいきます。
山頂は瘠尾根の一番高い場所というような所で決して広くありません。着いた時は人でいっぱいでした。
混んでいるから譲り合ってというより早い者勝ちという感じで、後から来た人は座る場所さえありません。
水沢山頂からの眺め。中山峠をはさんでの小野子三山(十二ケ岳・中ノ岳・小野子山)と子持山です。
山麓を左から右に(西から東に)流れるのが吾妻川です。奥には上越国境の山々が見えていますが、写真ではハッキリしません。
実は出かける時、水沢山にするか小野子三山にするか迷ったのですが・・・。
小野子三山も子持山も各々二回歩いたことがあります。
水沢山頂からの眺め。榛名山の峰々です。
やや右側に二つ並んでいるのが二ツ岳の雌岳(左前)と雄岳(右後のアンテナの立つ峰)です。やや左のすくっと立っているようなのが相馬山。相馬山と雌岳の間に榛名富士。雄岳の右は烏帽子ケ岳。
混んでいる山頂では休む気になりませんので、少し下ったいつもの大岩の上で昼食にしました。最近はこの大岩の上が決まりの休み場所になっています。
森林公園へ下りて、そこからオンマ谷に向かいます。途中自動車道路を横切りますが、少し離れた場所に何台もの車が駐車していました。ここからだと簡単に水沢山に登れますので、最近水沢山が混む理由はここにあるのではないかと思っています。また、そのためでしょうか、こちら側の登山道の痛みが激しいです。
一旦ゆるく登った後、オンマ谷へ向かって下りて行きます。正面奥は相馬山です。
ここの雰囲気は個人的に好きなのですが、今年はまだ芽吹いていません。新緑の頃はたいへん綺麗です。
オンマ谷はかつては爆裂火口だった場所です。谷の底付近には大きな岩が重なり合っています。
また、もう少したてば色々な花が咲き出します。今は小鳥の鳴き声が魅力的に響いています。
オンマ谷の北西部にはマユミの木が多いです。マユミはかつては弓に使用されたのでこの名前があるそうです。
オンマ谷からは戻るように二ツ岳の雄岳に上がっていきます。
雄岳には通信施設がありますが、山頂からは西側の展望が開けます。
雄岳山頂からの眺め。(クリックで拡大します)
左の山が相馬山。中央右の両脇に榛名湖の湖面が見えるのが榛名富士。榛名富士の右側は右へ順に掃部ケ岳、鬢櫛山、烏帽子ケ岳。榛名富士の左側は左へ順に杏ケ岳、天目山、三峰山。
写真では確認できませんが、肉眼では浅間山を確認できました。浅間山はちょうど榛名富士の上に見えます。
雄岳からは雌岳に寄らずに、森林公園に下りていきます。
途中、水沢山が三角形の姿を見せていました。
森林公園の境界はどこかわかりませんが、急な下りが終わって、つつじケ丘への巻き道を進みます。
若葉が逆光に照らされて花のように見えました。
気分のいい新緑の中を進みます。後の山は二ツ岳の雌岳です。
ここも新緑が綺麗です。日に照らされて、おかしな表現ですが「暖かそうな新緑」でした。
広くない水沢山頂には人が溢れていましたが、山頂からオンマ谷、二ツ岳を歩いてきた間は数人の登山者とすれ違っただけで、予想外に静かでした。
最後は大勢の人で賑やかな伊香保神社に下り立ちました。伊香保の温泉街も大勢の人です。
伊香保温泉から渋川駅へのバスが連休の渋滞に巻き込まれて大幅に遅れたのが唯一誤算でした。
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途中で会った花達です。山の上はまだ春になりきっておらず、花の数はあまりありませんでした。他に・・・クサボケくらいしか思い出せません。
シロバナエンレイソウ。
タチツボスミレ。まるで岩の下で仲良く雨宿りをするかのように咲いていました。
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アカネスミレ。 / アケボノスミレ。
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エイザンスミレ。 / ヤブレガサ。このように若葉の時の姿は本当に名前通りという感じです。この株はまだ「赤ちゃん」という感じで、なんとなく可愛くもあります。