ここで紹介する破風山(はっぷさん)は、秩父の皆野の街の西にある山です。「破風」は普通「はふ」と読みますが、この山は「はっぷ」 です。「はっぷ」が先なのか、「破風」が先なのかはわかりません。
破風山の山頂の西側の札立峠を秩父観音霊場の巡礼道が通っています。この札立峠の方が破風山より広く知られているかもしれません。
この破風山から下山し、そのまま続けて宝登山を歩きましたが、まずは破風山を・・・。
行程 【 水潜寺~札立峠~破風山~猿岩~風戸~満願の湯~(宝登山へ) 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/53/29a21ee0255835a928c40d37404430fe.jpg)
破風山頂。後の山は・・・登谷山から大霧山への連なりの前に蓑山が見えています。
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秩父鉄道の皆野駅から皆野町営バス日野沢線に乗ります。バスには数人の乗客しかいませんが、私以外は全て地元の人です。そのバスを札所前で下車します。秩父観音霊場34番札所水潜寺前です。水潜寺は秩父観音霊場だけでなく、日本百観音霊場の結願寺でもあります。
今日はこの水潜寺から歩き始めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f4/5ec729d569fd68ad0ea5cdb9f96db07d.jpg)
水潜寺本堂。
水潜寺には巡礼の人の姿もなく、寒い谷中に静まりかえっていました。
水潜寺の前を流れる沢に沿って、札立峠を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1b/29235423896630d43bd4b007d10dbdcf.jpg)
札立峠への道。
札立峠へ到着しましたが、展望はありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a7/533180ce9ddf0b6ba68fe9bc488e7499.jpg)
札立峠の小さな観音様。
札立峠は四辻になっています。東へ登ると破風山、西へ登ると大前山、南へ下ると頼母沢に行き着きます。頼母沢からこの峠を越えて水潜寺へ向かうのが巡礼道です。
峠までは植林地の中を登ってきましたが、ここからは雑木林の道になります。そして、少しずつ展望が開けていきます。木々の間から両神山も見えるようになりました。
登り着いた破風山頂からは東から南側にかけて展望が開けます。しかし、今日のように快晴の日では完全に逆光になってしまいます。
山頂には誰もいませんでしたので、コーヒーを飲みながらのんびり景色を楽しみます。山頂直下は日溜りになっていて、「ポッカポカ」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/89/546b200734c45846d72f829c7f57ab41.jpg)
破風山頂からの眺め。荒川の流れと皆野の街並みの奥にあるのが蓑山です。その右後が大霧山で、笠山が頭を出しています。その右に堂平山から丸山にかけての山々が連なります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/34/4fce9c8bad209396f7384bd8df33fcfa.jpg)
破風山頂からの眺め。まず左から二子山、武川岳、武甲山と続きます。武甲山の右後は東京・埼玉の県境の山々で、右端の山が酉谷山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c4/a9672aa114c6d8d1f7a809ac3e92ba82.jpg)
破風山頂からの眺め。左から中ほどにかけて酉谷山から熊倉山の尾根。その右後が白岩山から妙法ケ岳の尾根(白岩山の左に長沢山が頭を出しています)。その後右が飛竜山から大常木山への稜線。その連なりの先を和名倉山の大きな山体が隠しています。
下山は風戸(ふっと)に向かいます。
途中で猿岩が現れました。(反対の大前山に向かう途中にも「ノッキンボウ」という岩があります)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ac/d7e0cb2319caecc3dec4d43f8074882b.jpg)
猿岩。少しも猿を連想させません。
この岩の下を巻くように下る道から見上げると、なんとなく猿を連想させる雰囲気がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/59/17840f299300f5c00a672589f8089760.jpg)
風戸への道で。(後の山はこれから登る宝登山)
風戸への道では途中で何人かの人とすれ違いました。
風戸の集落は明るい陽射しの中に静かに広がっていました。この付近では谷の深い場所では日中でも陽が当たらないためでしょうか、山腹の陽当りのいい場所に集落が広がっている所が多いです。
さらに下って行くと風戸の鏡肌が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/59/1600ffe6e616f7a830c8b59cc38a81bb.jpg)
風戸の鏡肌。
風戸の鏡肌とは・・・詳細はここ(岩の脇にあった説明板です)。
このような岩はこの付近では他に、神川町の金鑚(かなさな)神社に鏡岩(特別天然記念物)があります。
風戸から少し下ると温泉施設「満願の湯」に下り立ちます。普通ならここで山歩きは終わるのですが、今回はこのまま宝登山に向かいます。またしても、蝋梅です。その様子は次回にします。
最後は、その宝登山からの破風山です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/42/1caff64d55965eb8e04cddc914991811.jpg)
宝登山頂からの眺め。左側の三角形の山頂をしたのが破風山です。その右後、順に大前山、両神山。破風山の後は奥秩父の山々。
破風山の山頂の西側の札立峠を秩父観音霊場の巡礼道が通っています。この札立峠の方が破風山より広く知られているかもしれません。
この破風山から下山し、そのまま続けて宝登山を歩きましたが、まずは破風山を・・・。
行程 【 水潜寺~札立峠~破風山~猿岩~風戸~満願の湯~(宝登山へ) 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/53/29a21ee0255835a928c40d37404430fe.jpg)
破風山頂。後の山は・・・登谷山から大霧山への連なりの前に蓑山が見えています。
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秩父鉄道の皆野駅から皆野町営バス日野沢線に乗ります。バスには数人の乗客しかいませんが、私以外は全て地元の人です。そのバスを札所前で下車します。秩父観音霊場34番札所水潜寺前です。水潜寺は秩父観音霊場だけでなく、日本百観音霊場の結願寺でもあります。
今日はこの水潜寺から歩き始めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f4/5ec729d569fd68ad0ea5cdb9f96db07d.jpg)
水潜寺本堂。
水潜寺には巡礼の人の姿もなく、寒い谷中に静まりかえっていました。
水潜寺の前を流れる沢に沿って、札立峠を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1b/29235423896630d43bd4b007d10dbdcf.jpg)
札立峠への道。
札立峠へ到着しましたが、展望はありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a7/533180ce9ddf0b6ba68fe9bc488e7499.jpg)
札立峠の小さな観音様。
札立峠は四辻になっています。東へ登ると破風山、西へ登ると大前山、南へ下ると頼母沢に行き着きます。頼母沢からこの峠を越えて水潜寺へ向かうのが巡礼道です。
峠までは植林地の中を登ってきましたが、ここからは雑木林の道になります。そして、少しずつ展望が開けていきます。木々の間から両神山も見えるようになりました。
登り着いた破風山頂からは東から南側にかけて展望が開けます。しかし、今日のように快晴の日では完全に逆光になってしまいます。
山頂には誰もいませんでしたので、コーヒーを飲みながらのんびり景色を楽しみます。山頂直下は日溜りになっていて、「ポッカポカ」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/89/546b200734c45846d72f829c7f57ab41.jpg)
破風山頂からの眺め。荒川の流れと皆野の街並みの奥にあるのが蓑山です。その右後が大霧山で、笠山が頭を出しています。その右に堂平山から丸山にかけての山々が連なります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/34/4fce9c8bad209396f7384bd8df33fcfa.jpg)
破風山頂からの眺め。まず左から二子山、武川岳、武甲山と続きます。武甲山の右後は東京・埼玉の県境の山々で、右端の山が酉谷山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c4/a9672aa114c6d8d1f7a809ac3e92ba82.jpg)
破風山頂からの眺め。左から中ほどにかけて酉谷山から熊倉山の尾根。その右後が白岩山から妙法ケ岳の尾根(白岩山の左に長沢山が頭を出しています)。その後右が飛竜山から大常木山への稜線。その連なりの先を和名倉山の大きな山体が隠しています。
下山は風戸(ふっと)に向かいます。
途中で猿岩が現れました。(反対の大前山に向かう途中にも「ノッキンボウ」という岩があります)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ac/d7e0cb2319caecc3dec4d43f8074882b.jpg)
猿岩。少しも猿を連想させません。
この岩の下を巻くように下る道から見上げると、なんとなく猿を連想させる雰囲気がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/59/17840f299300f5c00a672589f8089760.jpg)
風戸への道で。(後の山はこれから登る宝登山)
風戸への道では途中で何人かの人とすれ違いました。
風戸の集落は明るい陽射しの中に静かに広がっていました。この付近では谷の深い場所では日中でも陽が当たらないためでしょうか、山腹の陽当りのいい場所に集落が広がっている所が多いです。
さらに下って行くと風戸の鏡肌が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/59/1600ffe6e616f7a830c8b59cc38a81bb.jpg)
風戸の鏡肌。
風戸の鏡肌とは・・・詳細はここ(岩の脇にあった説明板です)。
このような岩はこの付近では他に、神川町の金鑚(かなさな)神社に鏡岩(特別天然記念物)があります。
風戸から少し下ると温泉施設「満願の湯」に下り立ちます。普通ならここで山歩きは終わるのですが、今回はこのまま宝登山に向かいます。またしても、蝋梅です。その様子は次回にします。
最後は、その宝登山からの破風山です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/42/1caff64d55965eb8e04cddc914991811.jpg)
宝登山頂からの眺め。左側の三角形の山頂をしたのが破風山です。その右後、順に大前山、両神山。破風山の後は奥秩父の山々。
27日の土曜日。
武甲山から宝登山を眺めていました。
まだ蝋梅、こんなにきれいなんですね。
寄れれば良かったのですが
体力のある山塔花さんと違って
私は武甲山だけで精一杯でした。
でもお天気も良く、楽しい山歩きができました。
宝登山の蝋梅は2月中旬まで見ごろだと思います。それにもうじき梅園の梅も咲き出すと思います。麓の不動寺にも梅がありますので、それを含めたら3月いっぱいは梅が楽しめると思います。
但し、宝登山は「観光地」ですから、そのつもりで・・・。