- Jバンドの下りから -
「黒斑山 (一)」の続きです。
仙人岳で休息しているうちに、いい具合に青空が広がり始めました。
仙人岳からは湯ノ平に向かいます。
最初は尾根の上を辿ります。
右手に広がる景観は相変わらず素晴らしいです。
そして、これから下りて行く湯ノ平
しばらくすると、道は北側を巻くようになり、すぐにJバンドの下り口があります。
道は急ですが、近づく湯ノ平の景観が素晴らしい楽しい下りです。
湯ノ平の奥の剣ケ峰・牙山がいいアクセントになります。
湯ノ平の奥に八ヶ岳が浮かぶのもいいです。
下り立った湯ノ平は「黄色の世界」です。
「黄色の世界」を作り上げているのは背の低い落葉松です。
黒斑山
浅間山
鋸岳
山に囲まれた「黄色の世界」です。
緩やかに下って行くうちに、次第に落葉松の背が高くなってきます。
浅間山
黒斑山
トーミの頭・黒斑山
私にとっては実に楽しい道です。
もう少し続いて欲しいのですが、火山館と草すべりの分岐にやってきました。
前回は火山館経由で天狗温泉に下り、そこで温泉に入ってから浅間登山口まで歩きました。
今回は、草すべりを登り返して、出発地の車坂峠に戻ります。
ちなみに、最初に湯ノ平を訪れた時は、天狗の露地、石尊山を経由して当時の国鉄の信濃追分駅まで歩きました。それは、三十数年前の5月のことです。
分岐で草すべりの急坂に備えて、少し休憩し、エネルギーを補給します。
草すべりに向かいますが、しばらくは落葉松の中の緩やかな道です。
草すべりのコースは、左に見えるトーミの頭の右側辺りに登って行きます。
少しずつ高度が上がってくると、背後の景色が開けてきます。
浅間山
剣ケ峰・牙山
仙人岳~鋸岳
下から見上げると登れるのかなと思わせるのですが、実際は大岩の間に道がつけられていて、特に危険な所もありません。
尾根上に上がって、左に少し行けばトーミの頭です。
トーミの頭から浅間山
この日二度目のトーミの頭ですが、前の記事に記しましたように、この時の方が青空が広がって状態がよかったです。
トーミの頭からの眺め (クリックで拡大) - 黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~鋸岳
トーミの頭からの眺め - 剣ケ峰・牙山
トーミの頭からの眺め (クリックで拡大)
トーミの頭で眺めを楽しんだ後、車坂峠に戻ります。
トーミの頭を少し下った辺りからの剣ケ峰・牙山の眺めは迫力があります。
遠目ですが、紅葉の山肌も綺麗です。
そして、この時間になっても、富士山がまだ見えていました。
この後、急に薄雲が広がり、陽射しがなくなってしまいました。
本当にいい時間帯に青空が広がってくれました。
落葉松の黄葉の中、静かな雰囲気を味わいながら、のんびりと車坂峠に戻ります。
所々で紅葉を楽しみながら ・・・。
車坂峠に戻り、出発した時のように峠からの展望を楽しみます。
空一面に雲が広がってしまいましたが、まだ富士山を確認することができました。
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