- 石尊見晴し台から赤城山 -
この時期、一週間で山の姿は大きく変わってしまいます。
新緑も本当に綺麗な期間は一日か二日ほどだと思います。
色には日本語による「和の呼び名」というのがありますが、実に沢山の呼び名があります。
例えば、緑なら、「萌黄」「苗色」「若緑」「鶸色」「若草色」「裏葉色」「白緑」 ・・・など ・・・。
昔の人々は自然の色の微妙な違いを季節感と共に感じ分けていたのだと思います。
今は、自然の移ろいに全く気を向けない人が多くなっていると思います。
それにしても、新緑の頃の緑と白が混じった色合いをなんと表現したらいいのか。
足利市の生活路線バスの終点から浄因寺に向かいます。
途中の浮石弁才天
駐車場を抜け、古びた石段を登って行きます。
浄因寺の境内では桜が見頃でした。
天蓋のような枝垂桜
そして、新緑も ・・・。
「清心亭」も春色の中です。
境内の裏手からまずは「寝釈迦」へ。
岩場に多くの石仏が祀られています。
その中の一つが可愛らしい「寝釈迦」です。
岩場の前からは展望が開けます。
そして、傍らにはミツバツツジが ・・・。
「寝釈迦」から少し登ると尾根に出て、そこから南に向かって尾根を辿ります。
直ぐに石尊見晴し台に着きます。
見晴し台から春の眺め
見晴し台から白根山方面 - この右には男体山も見えていました。
見晴し台から赤城山
新緑の中を大岩山に向かいますが ・・・
時折木々の間から展望が広がります。 (クリックで拡大)
着いた大岩山は木々のために展望はありません。
大岩山を下り、一旦舗装道路に出て、それを少し進むと大岩毘沙門天(最勝寺)です。
毘沙門堂
大岩毘沙門天からも少し舗装道路を辿り、再び山道に入ります。
ヤマツツジ、ミツバツツジの咲く新緑の中、幾つかの登り下りを繰り返します。
ヤマツツジ
ミツバツツジ
途中の岩場から太田金山
ヤマザクラ
「おと坂」のお地蔵さま
ホソバアオダモ
振り返って見た大岩山
両崖山も木々のため展望はありません。
新緑の中を織姫神社へ ・・・。
あと一日か二日ほど早ければ、もっともっと綺麗だったと思います。
織姫神社の手前で「もみじ谷」に寄りました。
カエデの新緑も新鮮で綺麗でした。
ヤマザクラ
最後は鑁阿寺(ばんなじ)に寄りましたが、ソメイヨシノは終わっていて、枝垂桜がなんとか見頃でした。