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観音山 (桐生)

2016年03月12日 | 山歩 - 北関東




- 観音山の下りから仙人ケ岳方面の眺め -


桐生の観音山を知ったは、若い頃利用していたガイドブックからです。

ですから、相当前から知っていたことになりますが、なかなか出かける気にはなりませんでした。

理由は単純で、面白くなさそうだ、交通の便が悪い、ということです。

しかし、最近は、そういう山にあえて出かけるようにしています。

思った通りだという場合もあれば、なかなかいいじゃないという場合もあります。



久しぶりに桐生にやってきました。

鳴神山から吾妻山まで縦走した時以来ですが、それは二十年も前のことです。

JR桐生駅からおりひめバスに乗り、本町一丁目で降りました。

(別路線の菱小学校前を利用するのが一番一般的なのですが、時間が合わないので)

少し戻って、まず普門寺に向かいます。



普門寺

ここの右手から登って行きます。

古い道標がありましたが、その上一帯が見事に伐採されています。

そのためか、斜上する道が幾つも交差する形で上へ上へと連なっています。

本来のコースがどうなっているのかが全くわかりませんが、ガッチン山と観音山の鞍部を目指して適当に登って行きます。



背後には吾妻山が ・・・。




鞍部付近の尾根まで上がると予想通りそこにはハッキリとした道が通っていました。



それを右に少し進めば岩が露出したガッチン山です。

「ガッチン山」とは変わった名前ですが、意味も表記もわかりません。



ガッチン山から吾妻山




さて、ここから観音山に向かいます。

文昌寺、泉龍院への道を分け、急な道を登って行きます。



登り切るとそこは雷電山です。

雷電山といってもピークにはなっていません。

ここまでは急だった道も、この先は緩やかになります。

そのため、下から眺めるとここがピークのように見えることから雷電山と呼ばれているのかもしれません。



その緩やかになった道を観音山に向かいます。



所々でヤマツツジが咲き出そうとしていました。



観音山に着きましたが、「観音さま」はおろか、それを連想させるような物は何もありませんでした。

麓の普門寺の本尊は十一面観音菩薩で「ぽっくり観音」として親しまれているそうです。

桐生の街から見ると観音山の中腹に普門寺が見えますので、観音さまのいる山という意味でこう呼ばれたのかもしれません。

( 高崎市にも観音山がありますが、中腹に千手観音菩薩を祀る清水寺があることからの名前です )

展望も葉が落ちた今の時期、木々の間から少し眺めがきくだけです。



観音山から鳴神山方面の眺め



観音山から仙人ケ岳方面の眺め






観音山から急な道を下り、小さな瘤を越えて、中尾根に向かいます。



予想以上に簡単に、寝釈迦像がある中尾根に到着です。

何故、ここに寝釈迦像があるのかはわかりません。

また、ここはピークなのに「中尾根」と呼ばれています。

中尾根とはここから泉龍院に延びる尾根の名だというのですが、ピークにも使う理由はわかりません。

尚、三角点(写真:寝釈迦像の前)があり、その点名は「一色山」ということです。



さて、ここからその中尾根を泉龍院に下ります。



緩やかな道を ・・・



周りの風景を味わいながら下って行きます。

これまた予想以上に簡単に、泉龍院の駐車場の脇に下り立ちました。



泉龍院への入口の前を通って、家並みの中を菱小学校を目指します。

小学校前からバスが利用できますが、全く時間が合いません。

仕方なくというより、予定通り街中を桐生駅まで歩いて戻りました。

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