- ミツバツツジ咲く蔦岩山付近から武川岳 -
秋に歩く事が多かったこのコースですが、久しぶりに春に歩いてみました。
前回春に歩いたのはもはや三十年以上も前のことだったと思います。
その時とは物の見方や感じ方が大きく変わりましたが、今の方がより山を楽しむことができるようになったと思います。
武甲山の表参道の登山口のある生川から妻坂峠に向かいます。
しばらく植林の中の道を行き、沢を渡ると新緑の道となります。
途中、まだ雪が残っていました。
今年の冬、秩父は記録的な大雪でしたが、この時期ここで雪を見るのはもちろん初めてです。
それでも、春の花たちが咲き始めています。
コガネネコノメソウ
ヒトリシズカ
トウゴクサバノオ
妻坂峠に着くと雪のためと思いますが傍らの木が倒れていました。
しかし、お地蔵さまは無事でした。
尚、このお地蔵さまについては、飯能市観光協会名栗支部のページへ( http://nagurikankou.com/nozarashi.html )
妻坂峠から武甲山
さて、ここから武川岳に向かいます。
少し進むと岩まじりの急登となります。
その途中で振り返って見た大持山・小持山方面
急な部分を登りきると道はなだらかになります。
カタクリなどが咲く、明るい気持ちのいい道です。
エイザンスミレ
オカスミレ
ほどなく、武川岳の山頂に到着です。
山頂からの展望はわずかに南側だけが開けます。
先日歩いた蕨山も見えています。
山頂から向きを北に変え、二子山を目指します。
今の時期、明るい雑木の道で、左手の木々の向こうに武甲山の姿があります。
そして、時折足下に ・・・
フモトスミレ
エイザンスミレ
他に、アケボノスミレ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレが ・・・。
蔦岩山が近づくとミツバツツジが目立つようになります。
蔦岩山付近から武川岳
蔦岩山付近から伊豆ケ岳・古御岳方面
展望も、気持ちもいい蔦岩山付近
進むにつれて、左手の武甲山の姿が次第に変化します。
採掘で削られた山肌が次第に姿を現し始めます。
蔦岩山から焼山への中程で、一旦林道に出ますが直ぐに山道に戻ります。
やがて、展望のいい焼山に到着です。
焼山から武甲山
妻坂峠からの眺めと大きく変わりました。
焼山から二子山・甲仁田山
焼山から奥武蔵の山々
新緑の中を二子山に向かいます。
部分的には急な箇所がありますが、足下にはフモトスミレ、ナガバノスミレサイシン、 ・・・
マルバコンロンソウ
そして、緑が綺麗です。
二子山はその名が示すように双耳峰です。
まずは雄岳です。
雄岳から大持山・小持山・武甲山
急な下りと登りで雌岳に到着です。
こちらは展望がありません。
雌岳から芦ヶ久保駅まで二つのコースがありますが、浅間神社経由で下ります。
途中の岩の上に鎮座する浅間神社
方角的には富士山を拝むようになっていると思われますが、富士山そのものは見えません。
浅間神社の前から城峯山方面の眺め
丸山の中腹に広がる集落を見ながら、芦ヶ久保駅まで最後の下りです。