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蕨山

2014年04月26日 | 山歩 - 秩父




- 尾根道より川乗山方面の眺め -


久しぶりに蕨山を歩きました。

登山口の名郷には飯能からバスで入るのですが、飯能方面は自宅からはたいへん不便な場所になります。

ですから、蕨山も「久しぶり」というわけなのです。


久しぶりにやってきた名郷も道が少し変わっていて、古い記憶と一致しませんでした。

古い五万図で方向を確認して、登り口に向かいます。

すると橋の手前で休んでいた地元のお婆さんがこれから山へいくのかと声をかけてきました。

そうだと答えると大丈夫かねと心配そうです。

確かに山を歩き始めるには遅い時間です。

普段から歩いているので大丈夫ですよと答えると気をつけてと見送ってくれました。

山頂まで標準的には2時間10~20分位のようですが、おそらく1時間30~40分ほどで登れるだろうと思っていました。



杉の植林の中の林道を少し進み、堰堤の下から山道に入ります。

そのまま杉の中を小さな沢を左に見ながら稜線を目指して登って行きます。



稜線まで上がって来ると青空と新緑が眩しいです。

ここからは向きを南に変えて、気持ちのいい稜線歩きとなります。



左手後方に見えた伊豆ケ岳・古御岳



しばらく行くと、ミツバツツジ ・・・



そして、アカヤシオが姿を現し始めます。

しかし、残念にももはや盛りを過ぎてしまったようです。



それでも、標高が高くなるにつれて ・・・



少し元気なアカヤシオが見られるようになりました。

途中、足の遅い女性グループを追い抜きましたが、お婆さんに心配された私が心配したくなるような歩き方です。



振り返って見た大持山と右奥に武甲山の頭

東西に走る稜線まで上がり、そこの三叉路を右に1044m峰に向かいます。

かつては「ここにも」山頂標識があったように記憶しているのですが、今回は見当たりませんでした。

ここまで名郷から思わく通り1時間30分で上がってきました。

心配してくれたお婆さんに知らせてあげたいと思っても ・・・ それはできません。

誰もいないここで独り静かに休憩します。



さて、先の三叉路まで戻り、「山頂」を目指します。

展望のない1044m峰と違い、こちらは北から東にかけて展望が広がります。



山頂からの眺め

山頂からは河又方面に向かいます。



比較的緩やかな明るい尾根道を ・・・



穏やかな日差しを受けながら進んで行きます。



こちら側にもミツバツツジが見られます。

しかし、こちら側のアカヤシオは終わってしまったのか、見られたのはほんのわずかでした。

今年は季節の進み方がなかなか掴めません。


新緑越しに奥多摩方面の山々を眺めながらのんびりと下って行きます。



















途中、右下に名栗湖が見えました。

最後は薄暗い植林の中を一気に下って、さわらびの湯に下り立ちました。

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