- 姫天狗から稲含山方面の眺め -
神成(かんなり)山という名のピークは特にありませんでしたので、九つの峰の連なり全体を指すようです。
九つの峰の連なりといっても、標高も低く、各々の峰も小さいです。
そんな小さな山に出かけた目的は コレ です。
高崎駅でJRから上信電鉄に乗り換えます。
上信電鉄に乗るのは本当に久しぶりですが、昔の「くすんだ小豆色」と違いちょぴり派手な色の電車になっていました。
神農原駅で降り、宮崎公園の脇を通って西中学校へ向かいます。
中学校の北側が登山口です。
山道に入ると直ぐに不動明王が現れました。
続いてお地蔵さまです。
お地蔵さまの脇、そして少し先にも不動明王の像がありました。
明るい雑木の中の道を進みます。
少し進むと「姫天狗」という木札のある岩の上に出ます。
南側の展望がいいです。
姫天狗からの眺め (クリックで拡大)
姫天狗から稲含山
姫天狗から小沢岳
さらに小さな登り下りで、祠のある峰に出ました。
祠の他に三角点も設置されています。
木の杭に「龍王山」とありました。
ここも南側の展望がいいです。
龍王山から四ツ又山・鹿岳方面の眺め
明るい雑木の中の小さな登り下りが続きます。
道標も随所にあり、道もそれなりに整備されています。
明るく少し広い峰に出ました。
木の杭には「旧宇芸神社跡山頂」とありました。
さらに進むと比較的大きな祠と灯篭のある峰に着きました。
今までと違うのは、ここの祠は北側を向いていました。
そして、祠の正面に向かって北側から道が上がって来ています。
明らかに北側の麓の人々によって祀られたものです。
さらに幾つかの峰を越えて行き、最後の峰が吾妻山です。
南側を向いた祠が並んでいました。
南側から西側にかけての展望がいいです。
吾妻山からの眺め (クリックで拡大)
吾妻山から稲含山方面
吾妻山から一下りで新堀神社に下り立ちます。
そこからは南蛇井(なんじゃい)駅に向かいます。
途中で振り返って見た神成山
南蛇井駅から電車に乗り、車窓から神成山を眺めると、南側はずっと岩壁が続いているのがわかります。
信仰の対象になった理由が理解できます。