- 丸山山頂から武甲山と奥秩父の山々 -
この時期、一日好天が約束されていれば、やはり何処か山を歩きたくなります。
気持ちのいい散策をかねて丸山に出かけました。
朝早くのためか、芝桜のシーズンなのに思ったほど混んでいない秩父鉄道の電車を御花畑駅で降りて、西武秩父駅に向かいます。
その西武秩父駅前は大勢の観光客でごった返しています。
羊山の芝桜のシーズンですから仕方ありません。
西武秩父駅からの電車はガラガラで、それを芦ヶ久保駅で降ります。
ここも駅前は大勢の人です。
何かイベントでもあるのでしょうか、これだけ大勢の人がいたのは初めてでした。
身支度を整えて、さっさと出発です。
時折、近道をとりながら、自動車道路を登山口まで向かいます。
登るにつれて次第に武甲山がその姿を現します。
最奥の人家の裏手から山道になり、武甲山の姿もここを最後に山頂近くまで見ることができなくなります。
薄暗い植林の中を通り、次に広い防火帯の明るい道を登って行きます。
最後に芽吹き前の明るい雑木の中を小さく登り下りすれば山頂です。
山頂には立派な展望台があります。
山頂展望台から武甲山
山頂展望台から八ヶ岳・両神山
写真ではハッキリしませんが、肉眼では赤岳などをハッキリ確認できました。
八ヶ岳の部分を切り出してみました。
北側の展望も開け、浅間山や赤城山は確認できましたが、上越国境や日光の山々は判然としませんでした。
山頂展望台からの眺め (クリックで拡大)
普段より混んでいる山頂では休息せずに、県民の森の散策に向かいます。
丸山の北側は県民の森として整備されていて、遊歩道が縦横につけられています。
また、所々に「○○広場」などと名前の付けられた休憩所などが作られています。
新緑が綺麗で気持ちいいです。
そして、あちこちにヒトリシズカの可愛らしい姿がありました。
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これはちょっと変わったヒトリシズカ。
ヒトリシズカ以外では ・・・
タチツボスミレ
ナガバノスミレサイシン
アケボノスミレ
ツボスミレ
他にエイザンスミレ、ヒナスミレ、ニオイタチツボスミレが咲いていました。
ニッコウネコノメソウ
ゆるゆると丸山山頂から標高差200mちょっと下ってきました。
名前は忘れましたがなんとか広場という場所で一人静かに休息です。
さて、ここから学習展示館まで登り返します。
カエデの真っ赤な若葉
丸山の山肌
ベニヤマザクラが満開
丸山
花と新緑の中、ほとんど人と出会うこともなく、のんびりと学習展示館まで上がってきました。
学習展示館では子供達の木工教室が開かれていました。
ここからは山の花道に向かいます。
今年はダメだろうと予想していた桜はやはり終わっていました。
緑の中を一番下の沢まで下りて行きます。
シロバナエンレイソウとイカリソウが見られるだけで、他に花は見当たりません。
沢沿いでもニリンソウとテンナンショウの仲間が目立つくらいでした。
さて、後は芦ヶ久保駅に戻るだけです。
逆光になった武甲山
最後まで新緑を楽しんで、芦ヶ久保駅に到着です。