- 梅林の奥に相模湾を望む -
「青春18切符」が使える時期になりましたので、梅を見に少しだけ遠出しました。
掲載が遅れましたが、先週のことです。
場所は神奈川県の小田原の曽我梅林で、ここは初めてです。
梅林の背後に曽我丘陵がありますので、これもついでに歩くことにしました。
ようやく訪れた暖かい日で、まさに一年ぶりに春の雰囲気を味わうことができました。
国府津駅で御殿場線に乗り換え、すぐ次の下曽我駅で降りました。
梅の開花が遅れたためでしょうか、「梅まつり」の期間が延長されていました。
その少し賑やかな中を六本松を目指します。
まず、現れたのが法蓮寺です。
やはり、梅が綺麗です。
法蓮寺を過ぎると道は少し急になり、やがて梅林一帯を見渡せるようになります。
条件がよければ富士山を望むことができるのですが、この日は箱根の山々も霞んでいる状態でした。
梅林(梅畑)とミカン畑が丘の上まで広がっています。
その中を農道が縦横に走っていて、所々に作業小屋があります。
その農道を繋いで歩いて行くのですが、要所には道標があるので、迷うようなことはありません。
六本松と呼ばれる場所に着きました。
道導があるのはここまでで、これから先は地図を頼りに歩きます。
依然として、梅畑とミカン畑が続きます。
梅畑の先に海(相模湾)を見るのは初めての経験です。
やがて農道が二手に分かれる場所の中ほどに細い山道が現れました。
案内は何もありませんが、この山道に入ります。
状況は一変し、杉檜と照葉樹の中の展望のない道になります。
今までが明るく穏やかな雰囲気だっただけに、余計陰鬱な感じがします。
「つまらないなぁ」と思いながら三角点のある不動山を目指します。
山道は不動山の北東側を巻いているので、三角点への分岐から往復することになります。
山頂といっても展望もなく、かなりガッカリです。
面白くないので、早めに梅林の方に下ることにしました。
結局、この間、写真は一枚も撮りませんでした。
梅畑とミカン畑の中の農道を下へ下へと適当に下って行きます。
農道ですから歩いていて面白いという訳ではありませんが、明るく展望が開けているのでそれなりに気持ちいいです。
人家のある所まで下ってくると、たくさんの水仙が咲くお寺の裏手に出ました。
そこは法輪寺というお寺で、門前には早咲きの桜が花を開き始めていました。
境内にも水仙が ・・・。
その後、再び、のんびり梅林を巡って、下曽我駅に戻りました。