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大日峠 ・ ようばけ

2011年11月24日 | 散歩 - 秩父



- 法性寺 お船観音 -

今回は少し変わったコース設定です。

基本は秩父観音霊場の江戸巡礼道ですが、それにようばけを追加しました。

峠の山道もありますが、多くは自動車道路を歩くことになります。

秩父駅からのバスを小鹿野警察署の前で降りました。

細い道を少し下ると、赤平川を渡る橋に出ます。



その橋の上から赤平川

小判沢の集落の中ほどで大日峠に向かう山道に入ります。



道はあまり手入れがされていない感じで、沢沿いに進んで行きます。



丸木を渡した橋で沢を何回か渡り返します。

沢を離れ山腹を登って行くと大日峠です。



大日峠



その名の通り、大日如来が鎮座しています。

峠を下って行くと、柿の久保の集落に出ます。



柿の久保側の峠への登り口

そこから少し自動車道路を進むと法性寺があります。



法性寺山門 - 鐘楼と合体した形をしています。



石段で本堂へ



本堂周辺では ・・・



紅葉が見頃でした。



境内の奥には観音堂があります。



懸崖造りの観音堂

さらに、背後の大きな岩の上に奥の院があります。



大きな岩の間から ・・・



奥ノ院に向かいます。



龍虎岩

ちょっと甘くみて片手にカメラを持って登ったのですが、さすがに下りではカメラはザックにしまいました。



足場が切られた岩を登って行きます。



岩屋の中の十三仏



十三仏から少しで、「般若のお船」と呼ばれる大きな岩の上に出ます。



なかなかの高度感ですし、岩の上からの紅葉も綺麗でした。

尚、岩自体は滑り難いですが、お船観音と大日如来付近のごく一部にしか防護柵がありませんから、高い所が嫌いな人や岩に慣れていない人は避けた方が無難です。



少し下った所(舟の舳先にあたる)にはお船観音が ・・・



そして、逆に少し登った所(舟の艫にあたる)には大日如来が鎮座します。

大日如来の前に上がって景色を眺めようとすると、場所が狭いので大日如来にお尻を向ける状態になります。

岩の上で少し休憩した後、観音堂まで下りて、次の目的地に向かいます。

法性寺からは、大日峠の東にある古洞峠を越えて、津谷木橋を目指します。



峠を越えて少し下った場所にお地蔵様がいました。

津谷木橋で赤平川を越えて、小鹿野の三島に戻ってきました。

法性寺のために峠を二つ越えて戻って来た地点は、歩き始めた地点から東へ500mだけ進んだ地点です。

ここからは自動車道を信濃石・泉田・奈倉と進み、ようばけを目指します。



ようばけとは ・・・ 「はけ」は崖のことで、陽の当たる様子からこう名付けられたといわれています。



約1500万年前の地層が高さ100m、幅約400mにわたって露出しています。



尚、赤平川の川辺に下りる道は最後草の中の踏跡程度の悪路になります。

ようばけからは再び自動車道を菊水寺に向かいます。



菊水寺

さて、菊水寺でこの日の目的は終了です。

バスで帰るために、菊水寺から下吉田まで歩きます。

自動車は時折通りますが、それでものどかな雰囲気を感じられる場所もありました。



柿が沢山実っていたり ・・・



紅葉が綺麗だったり ・・・



山並み(城峯山~破風山)が眺められたり ・・・

吉田下橋からバスに乗って、秩父駅まで戻りました。
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