- 雄岳から榛名富士と外輪山 -
ようやく秋らしくなり、紅葉も次第に麓へ向かって下りてきています。
この日、関東平野は晴れの天気でしたが、北風がややあって、白い雲が風に流される日和でした。
今回歩いたのは榛名山です。
榛名山は、その時の目的と気分で歩くコースを色々と設定することができますが、今回は水沢山から二ツ岳に廻りました。
歩き始めは水沢観音です。
水沢観音の駐車場には大型観光バスも何台か停まっていて、たいへんな賑わいでした。
榛名山や伊香保温泉を組み合わせた手ごろな日帰りツアーコースが組めるからだと思います。
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山道に入り、紅葉の中を登って行きます。
1時間ほどで、東の肩に到着です。
ここには石仏が並び、展望も開けます。
東の肩から赤城山
ここから所々岩のある細尾根の道を進むと山頂です。
予想通り山頂は満員でした。まさに足の踏み場もない状態です。
ここの山頂は狭いのですが、どうやら大人数のグループに占拠されているようです。
最近の水沢山はかなり人気の山となっているようです。
私が最初に登った頃(二十年以上前ですが)は、まだまだ静かな山でした。
しかし、展望は昔と変わらずに素晴らしいです。
水沢山頂から榛名山の峰々と左手奥に関東山地の山々(クリックで拡大)
水沢山頂から小野子三山・子持山と赤城山(クリックで拡大) - 谷川連峰は雲に隠れていました。
肉眼では富士山も見えていたのですが、写真では ・・・
混雑している山頂では休む気も起こりませんので、先に進みます。
細尾根を通信施設のある西の肩まで進み、そこから紅葉の中を下って行きます。
正面にこれから向かう二ツ岳が見えています。
紅葉の中を進みます。
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何故か、人影もなく、静かです。
やがて、右手に二ツ岳の雌岳が近づいてきます。
そして、オンマ谷近くまでやってくると、正面に相馬山が姿を現します。
オンマ谷には下らずに、紅葉の中を登って行きます。
左手には相馬山が逆光の中、黒い影となって見えます。
静かな紅葉の中を登って行きます。
まず、雌岳への分岐がありますが、雌岳は今回もパスです。
雌岳にも何回か登っていますが、あまりパッとしない山頂だったので(最近の状況は不明ですが)、最近はわざわざ寄ることはしません。
通信施設がありますが展望のいい雄岳に向かいます。
二ツ岳の雄岳に到着です。
ここからは榛名富士を中心として、榛名山の他の峰々を望むことができます。
雄岳から相馬山
雄岳から榛名富士 - その左に天目山、右に掃部ケ岳 - 榛名富士の真後に薄っすらと見えているのが浅間山
雄岳からの眺め(クリックで拡大)
これは雄岳の山頂とされている場所とは別の岩頭からの眺めです。
実際に登ってみると、こちらの方が山頂とされている場所より高いように思います。
相馬山の手前に大きな穴となって見えるオンマ谷が実は爆裂火口跡だというのが頷けます。
雄岳の山頂からの眺めを充分に楽しんだ後、伊香保温泉に向かって下りて行きます。
途中、紅葉は綺麗なのですが、北斜面ということもあって、日陰状態なのが残念です。
つつじケ丘を通って、伊香保の上ノ山公園まで下りてきました。
上ノ山公園の展望台からの眺め (クリックで拡大) - 小野子三山・子持山と赤城山
山影の中に白い建物が並んでいるのが伊香保温泉街です。
この上ノ山公園は紅葉が綺麗で、伊香保温泉からロープウェイで上がって来る事ができ、家族連れが多かったです。
私は、そのロープウェイを使わずに歩いて下ります。