- 焼石沼 ・ 焼石岳/西焼石岳 -
焼石岳 (1) からの続きです。
歩程 【 三合目~九合目~焼石岳~泉水沼~姥石平~九合目~南本内岳~九合目~三合目 】
泉水沼の傍にあるベンチで昼食としました。
一人で静かに休息するのとは違い、お喋りをしながらの休息は時間が経つのが早いです。
泉水沼からは、姥石平をゆるゆると登って、先の九合目まで戻ります。
時季を外したようで、姥石平の花は期待した程ではありませんでした。
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カラマツソウ / ムシトリスミレ
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キバナノコマノツメ / ホソバイワベンケイ
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ヒナザクラ / ツマトリソウ
横岳
咲き残っていたハクサンイチゲと東焼石岳
東焼石岳との分岐を左にとり、九合目へ ・・・。
池塘と焼石岳
傍らにはイワイチョウ
右手に見えていた牛形山方面の眺め
半時計周りで焼石岳・泉水沼・姥石平とまわって九合目に戻ってきました。
九合目の東側には小さな湿原が広がり、雪が少し残っています。
その雪の上から焼石神社が中腹にある丘とその先の焼石岳
雪の融けた所には、ミズバショウ、ヒナザクラ、ワタスゲが咲いています。
ここから南本内岳を往復します。
体力への影響を考えて、同行した友人にはこの付近で待っててもらう事にしました。
置き去りにして先に行くような事はしませんが、往復で行ってこれるような場合、私が往復する間友人に待っててもらうということが時々あります。
少し登ると左手に池が現れました。どうやら名前はないようです。
花の数は多くないですが、緩やかな起伏の道が続きます。
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ミツバオウレン / ハクサンチドリ
南本内岳に向かうぼんいぢさん
振り返ると焼石岳・西焼石岳と無名の池、そして会長さん
権四郎森を巻いた先に南本内岳の山頂がありました。
山頂らしくない山頂です。
南本内岳山頂から眺めた経塚山・六百山・東焼石岳の稜線(クリックで拡大)
実はこの時、少し前から経塚山はどれだということで意見が分かれていました。
その場で地図を広げて落ち着いて確認すれば容易にわかるはずなのですが、めんどうなので自分の頭に入っている情報だけで判断してしまいがちです。
その結果、私もぼんいぢさんも、ある点では妥当であっても、別の面では誤っていました。
帰宅してから落ち着いて地図を見て直ぐに自分の誤りに気がつきました。そして、ぼんいぢさんも同じだったようです。
今回の場合、経塚山の判定が誤っていたとしても、それが直接的に道迷いにつながるわけではありませんが、めんどうがらずに地図に基づいて判断しないといけないと思いました。
さて、南本内岳から九合目に戻ります。
無名の池まで戻ってきました。これほどの池でしたら、関東だったら名前が付けられていると思います。
池の畔にはヒナザクラが咲いていました。
池まで遊びに来ていた友人と合流し、再び、九合目まで戻ってきました。
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ここから花の中の道を三合目の登山口まで戻ります。
登山道脇のミヤマキンバイ
三界山を正面に、花の中の道が続きます。
行きに渡った流れを再び渡り、焼石沼周辺の草原に戻ってきました。
今回一番のお花畑はこの草原だったと思います。
ミヤマキンバイ と ミヤマキンポウゲ が主体ですが ・・・
ツボスミレ が白く咲く一画もありました。
ツボスミレ - 他に小さな湿原に少し咲いていました。
別の湿原に咲いていたものは、薄く紫がかっていましたが、ここの花は白です。葉は共に丸みを帯びています。ミヤマツボスミレと呼んでもおかしくないと思います。
左奥に見えるのが焼石岳で、右手前は西焼石岳です。
こちらは三界山です。この三界山も結構私の目を楽しませてくれました
行きには寄らなかった焼石沼に寄ります。
途中の水場の冷たい水で少し生き返り、三合目の登山口に向かいます。
胆沢川の畔から釈迦ざんげまで間、行きの時は下っているという感覚はあまりなかったのですが、帰りの疲れた足にはハッキリと「登り」と感じられました。
それに、行きの時はお喋りをしながらでしたが、帰りは無言です。
ブナの道を進み、行きに見かけたタニウツギが現れ、ようやく三合目の登山口に到着です。
ぼんいぢさんは他の場所を予定していたみたいですけれど、私のわがままをきいてもらって、入浴は「ひめかゆ」に寄ってもらいました。
この焼石岳と先に紹介した駒ケ岳(秋田)、共に好天に恵まれ、その上たくさんの花にも出会え、まことに楽しい山旅となりました。こういうことがあるので、山歩きはやめられません。