若かった頃の一時期、通勤の電車の中でも図鑑を開いて花の勉強をしたことがありました。しかし、スミレの識別はめんどうなので最初から放棄していました。そのスミレに挑戦することにしてから近場の里山に何回か出かけていますが、今回もその一つです。
スミレが主といっても、目につくのはスミレだけではありません。他の花達も目に入ります。○○○があった、これは何だろう、とスミレだけでなく他の花にも改めて興味がわいてきます。そして、こうやって花を探しながらのんびり歩くのも結構楽しいものです。ただ、花があるたびに立ち止まっていると、なかなか先へ進みません。
行程 【 大平下駅~客人神社~太平山神社~太平山~晃石山~桜峠~清水寺~大中寺~大平下駅 】
(注)古くからある神社と山の名前は「太平」ですが、新しく付けられたJRの駅名は「大平」と表記されます。読みは共に「おおひら」です。
新緑の道。
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無人のJR両毛線大平下駅から歩き始めます。客人神社の脇を通って、山道に入ります。
謙信平のサクラはとっくに終わっています。その為か、人もまばらです。
太平山神社。
神社の脇の道に入り、太平山に向かいます。
太平山頂には浅間神社がありますが、展望はありません。オジさんが一人弁当を食べているだけでした。休まず進みます。
新緑の中を晃石山に向かいます。
晃石山頂には何人かの人がいて、少し賑やかです。山頂直下から日光方面の展望がいいのですが、今日は遠望がききません。
晃石山頂から馬不入山方面の眺め。奥に薄っすら見えるのが三毳山。
晃石神社まで下りると、二十人近くの人が休んでいました。私は休まず進みます。
そして、ここが本日の休息場所です。
桜峠への途中の峰ですが、気持ちのいい場所です。転がっている丸太に腰掛けて、昼食にしました。時々、人が通り過ぎるだけで静かです。
腰をあげて、新緑の中を桜峠へ向かいます。
桜峠へは急激に下ります(逆からですと峠から激しい登りになります)。かつては、手摺だけが設置されていましたが、今はコンクリートの粗末な階段になっています。
この辺りから桜峠まで、ニオイタチツボスミレが多かったです。
桜峠からは、清水寺(せいすいじ)に下ります。この時季清水寺には綺麗に花が咲いているはずですから・・・。
清水寺の前には梨畑があり、白い花が広がります。
そして、その梨の花と一緒に枝垂桜と菜の花を楽しむことができます。
もちろん、ここでものんびりします。梨畑から吹き上がる風が心地いいです。近くで休んでいる夫婦連れも思わず、「いい風だ」といっています。
清水寺観音堂。寺の背後の少し高い場所にあります。ここにも枝垂桜があります。清水寺は下野坂東26番札所でもあります。
観音堂の脇にはシャガがびっしり咲いていました。
清水寺から人家・畑・草原の間を縫って、大中寺に向かいます。この道はいささか複雑ですが、要所に道標があるのでそれに従えば問題ありません。
時季にはアジサイが咲く大中寺の参道。
大中寺は平安時代に創建された古い寺で、大中寺の七不思議(根無の藤、油坂、枕返しの間、不断の竈、馬首の井戸、不開の雪隠、一口拍子木)の伝説が残っています。
大中寺。八重桜とウコンが咲いていました。
大中寺からは大平下駅まで戻ります。
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途中で見た花達です。他に、チゴユリ、ホウチャクソウ、ヤブヘビイチゴ、シロバナノヘビイチゴ、オオジシバリ、ヤマエンゴグサ、ムラサキケマン、・・・などが見られました。
たくさんのタチツボスミレ。
こちらは、たくさんのニオイタチツボスミレ。白いゴミみたいなのは桜の花びら。
.
ニオイタチツボスミレ。
今回も一番多く咲いていたスミレはやはりタチツボスミレでしたが、ニオイタチツボスミレもそれに負けないくらい咲いていました。
.
アカネスミレ。 / オカスミレ。
この二つは共に側弁に白い毛が髭のように生えています。そして、アカネスミレは全体に毛が生えているのに対して、オカスミレには生えていません。
私が見た範囲では、アカネスミレはなんとなくよれよれとした感じを受け、オカスミレはしゃんとした感じを受けます。
.
フモトスミレ。
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マルバスミレ。この株には毛が生えていません。毛があればケマルバスミレ。 / ツボスミレ。
スミレも少しずつわかってきました。まだまだ誤りはあると思いますが、確実に学習の成果は上がってきている、と自分では思っています。
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ミツバツチグリ。
ヘビイチゴの実と花。
スミレが主といっても、目につくのはスミレだけではありません。他の花達も目に入ります。○○○があった、これは何だろう、とスミレだけでなく他の花にも改めて興味がわいてきます。そして、こうやって花を探しながらのんびり歩くのも結構楽しいものです。ただ、花があるたびに立ち止まっていると、なかなか先へ進みません。
行程 【 大平下駅~客人神社~太平山神社~太平山~晃石山~桜峠~清水寺~大中寺~大平下駅 】
(注)古くからある神社と山の名前は「太平」ですが、新しく付けられたJRの駅名は「大平」と表記されます。読みは共に「おおひら」です。
新緑の道。
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無人のJR両毛線大平下駅から歩き始めます。客人神社の脇を通って、山道に入ります。
謙信平のサクラはとっくに終わっています。その為か、人もまばらです。
太平山神社。
神社の脇の道に入り、太平山に向かいます。
太平山頂には浅間神社がありますが、展望はありません。オジさんが一人弁当を食べているだけでした。休まず進みます。
新緑の中を晃石山に向かいます。
晃石山頂には何人かの人がいて、少し賑やかです。山頂直下から日光方面の展望がいいのですが、今日は遠望がききません。
晃石山頂から馬不入山方面の眺め。奥に薄っすら見えるのが三毳山。
晃石神社まで下りると、二十人近くの人が休んでいました。私は休まず進みます。
そして、ここが本日の休息場所です。
桜峠への途中の峰ですが、気持ちのいい場所です。転がっている丸太に腰掛けて、昼食にしました。時々、人が通り過ぎるだけで静かです。
腰をあげて、新緑の中を桜峠へ向かいます。
桜峠へは急激に下ります(逆からですと峠から激しい登りになります)。かつては、手摺だけが設置されていましたが、今はコンクリートの粗末な階段になっています。
この辺りから桜峠まで、ニオイタチツボスミレが多かったです。
桜峠からは、清水寺(せいすいじ)に下ります。この時季清水寺には綺麗に花が咲いているはずですから・・・。
清水寺の前には梨畑があり、白い花が広がります。
そして、その梨の花と一緒に枝垂桜と菜の花を楽しむことができます。
もちろん、ここでものんびりします。梨畑から吹き上がる風が心地いいです。近くで休んでいる夫婦連れも思わず、「いい風だ」といっています。
清水寺観音堂。寺の背後の少し高い場所にあります。ここにも枝垂桜があります。清水寺は下野坂東26番札所でもあります。
観音堂の脇にはシャガがびっしり咲いていました。
清水寺から人家・畑・草原の間を縫って、大中寺に向かいます。この道はいささか複雑ですが、要所に道標があるのでそれに従えば問題ありません。
時季にはアジサイが咲く大中寺の参道。
大中寺は平安時代に創建された古い寺で、大中寺の七不思議(根無の藤、油坂、枕返しの間、不断の竈、馬首の井戸、不開の雪隠、一口拍子木)の伝説が残っています。
大中寺。八重桜とウコンが咲いていました。
大中寺からは大平下駅まで戻ります。
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途中で見た花達です。他に、チゴユリ、ホウチャクソウ、ヤブヘビイチゴ、シロバナノヘビイチゴ、オオジシバリ、ヤマエンゴグサ、ムラサキケマン、・・・などが見られました。
たくさんのタチツボスミレ。
こちらは、たくさんのニオイタチツボスミレ。白いゴミみたいなのは桜の花びら。
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ニオイタチツボスミレ。
今回も一番多く咲いていたスミレはやはりタチツボスミレでしたが、ニオイタチツボスミレもそれに負けないくらい咲いていました。
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アカネスミレ。 / オカスミレ。
この二つは共に側弁に白い毛が髭のように生えています。そして、アカネスミレは全体に毛が生えているのに対して、オカスミレには生えていません。
私が見た範囲では、アカネスミレはなんとなくよれよれとした感じを受け、オカスミレはしゃんとした感じを受けます。
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フモトスミレ。
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マルバスミレ。この株には毛が生えていません。毛があればケマルバスミレ。 / ツボスミレ。
スミレも少しずつわかってきました。まだまだ誤りはあると思いますが、確実に学習の成果は上がってきている、と自分では思っています。
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ミツバツチグリ。
ヘビイチゴの実と花。