AM ラジオ専用 IC LMF501T を用いた AM ラジオの実験から一夜明け,配線ミスを修正した後,改めて受信局数を調べたところ,最大で6局確認できた。昨晩は,深夜のため放送休止中の局もあったのかもしれない。BGM 付きでドイツ語講座を楽しめるなど,混信のおかげでミキサー要らずである。
今日は昼間にお出かけする予定だったのだが,起き抜けに数種類の金属のイオン化傾向を調べる実験をした後,ゲルマラジオを試した。そうやってぐずぐずしているうちに急用も入り,結局お出かけは見送るという,なんだかダメな感じの一日となった。
ゲルマラジオは次のような感じである。
配線は混沌を極めているが,それが後に少し災いした。
写真には二種類のダイオードが写っている。一つは小さな青い円筒のもので,これはショットキーダイオードと呼ばれる半導体であり,秋月電子通商で購入した BAT43 という品種である。10本入りの袋を買ったのだが,同封された解説プリントにはゲルマニウムダイオードの代用になると書かれている。橋本剛氏の『ブレッドボードで始める電子工作』の Section 06 でゲルマラジオとして紹介されている回路において実際には 1SS108 という品種のショットキーダイオードを使用しているのを参考にして,型番は異なるが,手持ちの BAT43 を使ってみた。
一方,青い BAT43 の右隣に,似たような形状の赤い帯のついた透明な筒が見えるが,それが有名なゲルマニウムダイオード,1N60 である。これも秋月電子通商で購入した。
回路図は,前掲書の他,丹羽一夫氏の『作って遊ぼう!おもしろ電気工作』も参考にした次のようなものである。
そういえばあさひ通信のバーアンテナ BA200 の入っていた袋に,ほとんど同じ回路図が入っていた覚えがある。
組み立てたのち,部屋の中で聞いてみたら何の音も聞こえない。
ベランダに出て,アンテナ線を物干しざおにひっかけ,アース線を手すりから下に垂らした。てきとーアースなのでほとんどアンテナの一部のようなものだろうが,Bon Jovi の Livin' on a Prayer が聞こえてきた。
1N60 と BAT43 共に聞き取れたのは3局程度であった。音量は,車が脇の道路を通っただけで聞こえなくなるような微々たるものであった。かなり集中して耳を澄ませても,パーソナリティーが何を話しているのかあまり聞き取れない。
ともあれ,電池無しでラジオが作れるというのは紛れもない事実であることが確認できた。いずれ,フェライトコアを買って,手作りコイルと手作りバリコンでゲルマラジオを楽しみたいものである。
当初,実験場としては近所の公園を想定していた。土の地面にアースを刺し,雲梯などの遊具にアンテナ線を這わせれば良好に受信できるのではないかと考えたからである。
今日は昼間にお出かけする予定だったのだが,起き抜けに数種類の金属のイオン化傾向を調べる実験をした後,ゲルマラジオを試した。そうやってぐずぐずしているうちに急用も入り,結局お出かけは見送るという,なんだかダメな感じの一日となった。
ゲルマラジオは次のような感じである。
配線は混沌を極めているが,それが後に少し災いした。
写真には二種類のダイオードが写っている。一つは小さな青い円筒のもので,これはショットキーダイオードと呼ばれる半導体であり,秋月電子通商で購入した BAT43 という品種である。10本入りの袋を買ったのだが,同封された解説プリントにはゲルマニウムダイオードの代用になると書かれている。橋本剛氏の『ブレッドボードで始める電子工作』の Section 06 でゲルマラジオとして紹介されている回路において実際には 1SS108 という品種のショットキーダイオードを使用しているのを参考にして,型番は異なるが,手持ちの BAT43 を使ってみた。
一方,青い BAT43 の右隣に,似たような形状の赤い帯のついた透明な筒が見えるが,それが有名なゲルマニウムダイオード,1N60 である。これも秋月電子通商で購入した。
回路図は,前掲書の他,丹羽一夫氏の『作って遊ぼう!おもしろ電気工作』も参考にした次のようなものである。
そういえばあさひ通信のバーアンテナ BA200 の入っていた袋に,ほとんど同じ回路図が入っていた覚えがある。
組み立てたのち,部屋の中で聞いてみたら何の音も聞こえない。
ベランダに出て,アンテナ線を物干しざおにひっかけ,アース線を手すりから下に垂らした。てきとーアースなのでほとんどアンテナの一部のようなものだろうが,Bon Jovi の Livin' on a Prayer が聞こえてきた。
1N60 と BAT43 共に聞き取れたのは3局程度であった。音量は,車が脇の道路を通っただけで聞こえなくなるような微々たるものであった。かなり集中して耳を澄ませても,パーソナリティーが何を話しているのかあまり聞き取れない。
ともあれ,電池無しでラジオが作れるというのは紛れもない事実であることが確認できた。いずれ,フェライトコアを買って,手作りコイルと手作りバリコンでゲルマラジオを楽しみたいものである。
当初,実験場としては近所の公園を想定していた。土の地面にアースを刺し,雲梯などの遊具にアンテナ線を這わせれば良好に受信できるのではないかと考えたからである。