担当授業のこととか,なんかそういった話題。

主に自分の身の回りのことと担当講義に関する話題。時々,寒いギャグ。

Arduino で POV.

2013-03-28 23:38:24 | 工作・実習
せっかく Arduino の動作を確認したので,夜の暗いうちにと『武蔵野電波のブレッドボーダーズ』の「Section 11 残像表示装置 POV」に挑戦することにした。

これは,Arduino に,LED と抵抗を並べた外部装置をつなぐのもなので,まずその準備をした。

次に,スケッチと呼ばれる Arduino のマイコンに書き込むプログラムを本の通りに(といいつつも,コメントまで入力するのは大変なので,必要なコードだけ)打ち込んだ。
スケッチは C 言語に似ているが,Java なのかもしれないが,プログラミングについてはど素人なので詳しいことはわからない。

スケッチが間違っていないか検証させてみると,エラーが出た。いくつか,かっこの打ち間違いなどのミスを見つけて修正したが,それらが原因ではなかったようで,同じエラーメッセージが出てコンパイルできない。

ヘルプを参照したり,いろいろ調べたがわからなかった。本のソースコードが間違っているのではないか,Arduino ソフトのバージョンが違うせいで動かないのではないか,とさえまで疑ったが,なんのことはない,# を付けない行の冒頭に誤って # を書いてしまうという自分のミスが原因だった。それを修正したらめでたくコンパイルが通った。

電気を消して,こんな装置を暗闇の中で振り回すわけだが,やりにくいことこの上ない。『武蔵野電波のブレッドボーダーズ』ではブレッドボードに差し込めるタイプのマイコン・ボードを使用した作例を紹介しているのだが,そうではないタイプを買ってしまったので仕方がない。


初めは複数の LED がまぶしく点滅しているのがわかるだけだったが,視点を一か所に固定したまま LED の載ったボードを横にスライドさせるというコツがつかめて,どうにか光の残像が「ニャニャニャ・・・」と読めた。

ニャという文字は,LED のボードを左から右に動かしたときに描かれる。右に降ったものを左に戻す帰りは,ニャの字を鏡に映した鏡文字になって見える。

なるべく LED ボードを自分から遠ざけて動かした方がよく文字が読み取れることがわかった。

さすがに夜も更けたことだし,別の絵柄用にビットマップデータを考えて打ち込むほどの気力はなかったので,POV の実験は点滅時間を少し遅く (10ms) してみただけで終えることにした。

ちなみに,Arduino の動作確認として最初に実行した Blink について,この本には点滅速度を変えてみましょう,という教育的な配慮が書かれていた。みな考えることは同じなのである。

この実験は,「ニャ」という文字を浮かび上がらせるというセンスもすごく気に入ったので,必ずやってみたかった。成功して満足である。
コメント
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