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ウズベキスタンを訪ねて:その5 野菜たっぷり、お肉たっぷりヘルシー料理

2019-08-30 | その他
シルクロードの国ということで、どんな料理なのかな~?と想像したのはまずは「お肉」料理中心だろうな~ということでした。

ただ、イスラム教徒は基本的に豚肉は食べません。

そして、きっとすごく暑いからお野菜なんて育たないのだろう、と思っていましたが、実はお肉と同じくらい野菜も豊富。それがとても意外でした。

砂漠に近い乾いた土地が郊外に広がっていますが、畑にはアナログっぽいスプリンクラーが回っていますし、井戸水も豊富。ディリアによると湖(昔はオアシス)が多いので、水には困らないのだそうです。

また牛、馬、羊がたくさんいるから乳製品も使われているのがウズベキスタン料理です。

どこへいってもおもてなし料理が豊富ですし、あちこちにバザールがあり試食もし放題。

ディリアが「うちの息子はおなかがすくとバザールに遊びに行っていたわ」と嘘かほんとかわからない冗談を言ってました 

 タシュケントの最大市場、チョルスー・バザール
 こちらチーズ売り場。
カッテージチーズからさまざまな種類のチーズが並んでいます。

 ナッツ類
大好物のピスタチオもいろんな種類が並んでいます。イランのピスタチオの方が大きいけれど、味はウズベキスタンの方が断然美味しい!

 スパイス類、とっても感じのいいおじさんが説明してくださった。

 そとのテントでは野菜や果物が所せましと並べてあった。

スイカもメロンもいろんな種類があるので、試食していたら本当におなかがいっぱいになってしまいました


正直なところ「試食」をして、私たちのおなかは大丈夫なのかな?と心配もありましたが、屋台に並べてあるスイカやメロンを食べても全然平気でした。

同行した料理に詳しい友人曰く「ほとんど湿度がないから、菌が繁殖しないじゃなかしら 」~ナルホド

では、ここで私のウズベキスタン料理ベスト3をご紹介しましょう

 ナン
 
上が「ブハラ」のナン、下が「サマルカンド」のナン。日本に持ち帰ってきました

ナンは中央アジアの主食ですが、料理がごはんだろうが麺だろうが、一緒にでてきます。
そして地域によって味や形状が違います。

ブハラのナンはバターたっぷりでデニッシュみたい。そしてサマルカンド・ナンはお土産に買って帰る人も多いほどの人気ですが、ちょっと堅めで噛めば噛むほど味わいがある~ドイツパンのようです。

 ショールヴァ


肉や野菜がたくさんはいった具だくさんのスープです。ものすごく時間をかけて煮込んだんだろうなというスープに西アジア特有のスパイスがたくさんが入っていて、ほかの地域では味わえないようなおいしさ。頬っぺたがおちました
写真上部にある「ヨーグルトスープ」には細かく刻んだトマトときゅうりがはいっていて、さっぱりしていて、これもおいしかったです。

 プロフ
 タシュケントのプロフ。上に馬肉が乗っていました。

 サマルカンドのプロフ

いわゆる「焼きめし」ですが、ごはんの上に野菜と大きな肉が盛り付けてあります。

ブハラ、サマルカンド、そしてタシュケントと三か所で食べましたが、全部、盛り付け方とか材料とか味の濃さとかが少しずつ違っていて、それぞれのガイドさんが「この街のプロフがウズベキスタンでは一番おいしい」とそれぞれが自慢していました 

そのほかにも、
 ドルマ:ひき肉とお米をブドウの葉で巻いて煮込んだ料理


 アッチク・チュチュク:トマト、キュウリ、タマネギのサラダトマトが完熟で甘くてすごくおいしかった。どこででも注文して食べました。

また、「ラグマン」という焼うどんや「サムサ」というミートパイのようなお料理もおいしかったです。

印象的だったのは「カッテージチーズ」や香草の「ディル(日本では高くてあまりお目にかかれない)」、そしてスパイスの「クミン」がたくさん使われていることでした。
 手前に「カッテージチーズ+ディル」のサイドディッシュ、そして「アッチク・チュチュク」

 肉の上にもディルが乗っている 

飲み物は、イスラム教徒はあまりアルコール類を飲みませんので、「水」そしてよく飲んだのが「コンポート」でした。果物が豊富なので、家庭でもコンポートをよく作るそう。ディリアのうちでいただいたコンポートはどれもおいしかったです。生の果物やドライフルーツでも作るそう。果物が高い日本に住む私たちにとってはなんとも羨ましい飲み物 

前にレポートした「おもてなし料理」もそうですが、とにかく食料が豊富な国だと思いました  だから、どれだけお客さんが来たって「全然平気! 」ってことなんでしょう。

これだけ食糧の自給自足率が高く、また金を初めとする鉱山資源も豊富な国、これからどんどん発展するんだろうな、と思いました。


さて、次回は最終回。

「へえ~ナルホドね!」という情報をまとめてお伝えします 



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