日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

9-44旅に出る

2009年04月29日 | Weblog
旅に出る

いづくにもあれ、しばし旅だちたるこそ めさむる心ちすれ。
どこでもよい。しばらく家を離れて旅さきに滞在するのは
新鮮な感じがする物である。

実にその通りで、旅は旅先で新鮮な感じを受け取るだけでなく、帰宅すると住み慣れた
はずの我が家が新鮮に見える。
見慣れているはずの我が家も、その周辺も旅先から帰った時の新鮮な気分で眺めると
日常の惰性を破って、新鮮に光り輝いて見える。そのために気分は一新だ。

旅に出ると普段見落としていた物に気がつくのも旅の御利益だ。

近頃海外旅行に行ってみると、集団ツアー旅行よりも、自分一人で地方をふらついている若者に良く出会う。とても良いことだ。
若いだけに頭は柔らかく、吸収する物が多く、見聞を広め結果 考えを豊かな物にして帰国する。これはその後の人生に大いに役立つことだろう。

今まで見たことも、触れたこともない物を見つけるところから生まれる新鮮な驚き。それは心に刺激を与え、心を豊かにする喜びになり、これもまた旅の御利益である。

初夏の風に触れ、野山をみて、木々草木の命の息吹を感じるとき、旅人はきっと
自分の命をリフレッシュすることだろう。大いに旅をするべし。