日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

天皇につて

2009年04月19日 | Weblog
             天皇につて
いでやこの世に生まれては願わし刈るべきことこそおおかめれ。
御門の御位はいともかしこし。、、、、

このように生まれた以上願わしい、ことは多い。天皇の位はおそれ多い。
普通の人間と血統が違うのは、尊いことである。、、、、略

兼好法師よ。おたづねしたい。何をもって天皇や貴族を尊いとするのか。漠然とではあるが今日でも天皇あるいはその一門は尊いと尊敬を受けているが、その尊敬の念は真実のものであるかどうか。
僕のような雑魚はそこらへんで、タチ小便ができるが、天皇さまには、おそらくその自由がないのではないか。
天皇に限らないで、一般的にも上に立つ人は、公の人として私人が持っている自由はある程度制限される。
不自由な飼いイヌが良いか。それとも、自由のある野犬がよいか。それは人それぞれであろう。
時あたかもご結婚50年の否を迎えた。天皇と言う立場を離れて人間に立ち戻って夫婦関係を語られるご夫妻には、生きてきた苦労が言葉の端々によって読み取れる。現実の世界ではさもあろうと納得すると同時に、天皇という立場上のご苦労も大変だったろうと同情した。
しかしどこに生まれつくか、は自分の意志の他で決められる約束事で自分の望むようにはならない。天皇家に生まれつくのも、そこらそんじょの雑魚に生まれつくも宿命としか言いようがない。それを拒絶することは赦されず、天命は逆らうことなく受けなければならない。
人間は皆不自由な存在なのである。