ヴァイオリンとフルートのRio

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コレッリのオーボエ協奏曲

2021年11月20日 15時12分06秒 | 音楽
元来オーボエ協奏曲であった曲がフルート協奏曲として演奏されていた例を見つけた事が有ります。それなのでフルート協奏曲探しの際にはオーボエ協奏曲も目を通すことにしています。

見つけたのがコレッリのオーボエ協奏曲で指揮者バルビローリが編曲したとされているもの。妻でオーボエ奏者のイヴリン・ロスウェルのための作品。

コレッリと言うと、「ラ・フォリア」、「クリスマス協奏曲」くらいしか知りません。しかしこのオーボエ協奏曲はなかなか良い曲なので楽譜(ブージー・アンド・ホークス社)を取り寄せてみました。音域的にはフルートでも行けるし、EWIsoloのオーボエの音色でも行けます。

YouTubeのコメントの中にコレッリのヴァイオリンソナタ作品5-10と書かれていたのでペトルッチの楽譜と比較してみたら確かに出典はそれ。オーボエ協奏曲のⅠからⅤの部分のうち、Ⅲ以外はヴァイオリンソナタ作品5-10とほぼ同一か多少改められたもの、Ⅲはヴァイオリンソナタ作品5-7の同じタイトルの曲に基づくもののようです。

と言う事は、これはコレッリのオーボエ協奏曲ではなく、ジョン・バルビローリ作曲、コレッリの主題によるオーボエ協奏曲と言ってよさそうです。

なお、全曲はI. Preludio、II. Allemanda、III. Sarabanda、IV. Gavotta、V. Gigaから構成されていて、体裁としては組曲風になっています。

またIII. Sarabandaについては、オーボエとオーケストラで演奏する場合、繰り返し部分ではオーボエはお休みし、チェロのソロで演奏するのだそうで、チェリストでもあったバルビローリの意図なのでしょう。


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