水谷和生のBlog

自分流を楽しむ時。

日本刀が冴える秋。

2009-10-13 16:13:27 | Weblog
今、所有している日本刀二振りは全て現代刀ですが、それぞれに意味のある姿をしているのです。写真の上部の刀は「斬る」ものとして、その姿も四角い厚手の時代物鍔を付け、さげお(刀の鞘に付いているヒモ)は稲妻がらのものを付け、かしらがねとふちがねには桜の花の象嵌があるものを付けています。言わば「動」と考えています。巻き藁を斬るときなど・抜刀用に使っている一振りです。それに反して、写真下の刀は、かしらがねとふちがねには梵字(ぼんじ・仏教の中の文字)が付いているもので、鍔は波と松の枝の図の時代物を付けています。さげおも白の静かなものを付け、「静」を表しています。「抜かずに勝つ」の居合の精神から考え、現在まで居合道に用いてきた一振りです。秋になると日本刀の美しさに惚れ惚れしています。

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