水谷和生のBlog

自分流を楽しむ時。

忘れられた、人形たち。

2013-05-26 18:43:29 | Weblog

母の入居している施設で、熊のぬいぐるみやお気に入りのキューピー人形も、今は壁の隅に飾って置いてある。「かわいいでしょーう・誰かが置いて行ったの…」などと母が言っていた時は、ベットの枕元に置いてあったのに…。このキューピーは、自分で買ったものでしょー、気に入って…。この熊のぬいぐるみはプレゼントでしょー。母は「そうだった?」に、病気なんだから、病気なんだから…と自分に言い聞かせ、納得させるのに…、虚しくも、頑張らないと…、自分が負けてしまいそうになる。


体調と時間のすれ違い。

2013-05-20 08:49:28 | Weblog

19日の土曜日は、介護施設でのおやつが無いと言われていたので、前日におやつを皆さんの分も買って、朝から車で母の入居している施設へ…。この日、朝から血圧が高く、気分もすぐれないとの事で、ベットに寝ていた母。顔をちらっと見て、しばらくの間その場に居ました。窓からの景色を見るなどして、昼前には母と話すことも無く…帰ってきました。前回、訪ねた時に「山の緑がきれいになってますよ…」と母が言っていた言葉を耳に残しながら…。

 


母の日、娘からの贈り物に…うれしい一息。

2013-05-16 10:24:10 | Weblog

特別養護老人ホームへの入居にあたり、奮闘してくれた妻に、娘からの母の日プレゼントが届く。ピリピリと張りつめての日々に「ほっと…」と笑顔がこぼれた日。来月には、娘の入院手術ため、九州宮崎に出向く事など、せわしない毎日に…ひと時のうれしい日。毎年毎年、嫁ぎ先からのプレゼントに、うれしくも、「いらないよー、贈らないで…」と言ってしまう。


大好物を食べても、20年ぶり…!…?

2013-05-13 18:05:31 | Weblog

特別介護施設よりの計らいで、母とランチを一緒に…過ごす。お寿司が大好きなので、回転寿司を食べに連れて行く…。マグロを旨そうに食べる。デザートにチョコレートアイスがいいと言うので注文。「おいしいね。20年ぶりぐらいだよね食べに来たの…」と真剣な顔で言う。「このアイスおいしい、初めて食べた…」と言う。施設の自分の部屋に戻ると、お昼は何食べた?って聞くと、「何にも食べてない」と答える。自分たちの自己満足だけのランチタイムに、一抹の寂しさを感じながら、また、来るね。に後ろ髪を引かれるのは…、何だろうか…。


不思議な病…。

2013-05-07 08:48:51 | Weblog

毎週のように、母親の介護老人ホームを訪ねる。「あの熊さん、誰が置いてったのだろ…」あれは、私が買ってきたもので、プレゼントしたもの。と私の妻が言うと、「プレゼント、ありが.と.う」と喜ぶ、そして、数分後また「誰かが置いてったの…」と聞く。また私が妻からのプレゼントだと、伝える。「あぁーそうなの、どうもあり.が.と.う」と言う。この繰り返しが、1時間に4、5回続く…。その間にも、窓からの景色が気もちいいとか、花が咲いてるとか、話をする。我々の方が帰りの車の中で、いろいろ分かっていて、ボケ老人を演じているのでは…と、考えてしまう。ただ母の場合は、まだ、表情に笑顔が見られるので、それだけでも安心している。アルツファイマー型認知症の場合はある日をさかえに、グンと悪くなり、また、その状態が続き、決して元には戻ることはないのだと、聞いている。


まさか自分の母親が…!

2013-05-02 09:19:22 | Weblog

自分の母親(86歳)がアルツハイマー型認知症で要介護5に認定されるとは…!! 茅ヶ崎在住の時の友人知人のアドバイスや力を借りて、特別養護老人ホーム[介護老人福祉施設]に、4月中旬に入所出来ることになり、一段落。 NHKで、要介護の家族を抱え、仕事も手につかず、会社も辞めざる得なくなった方をドキュメンタリーで追っていたけど、とにかく大変。一人の人を何人もが色々な方面から支える。早急に国、自治体、がもっと仕組みを考え出さないと…。介護を必要としている方、そしてその家族、親戚、さらには自分の友人、知人、全ての方々に襲い掛かる問題。初めての体験に、多くの人々に救いの手を差し伸べて貰えたこと、感謝でいっぱいです。