A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

赤城神社ツーリング

2009-10-17 18:32:02 | ツーリング
 先週、群馬県の赤城神社を目指してツーリングに行った。ツーリング仲間N君のカミさんの出産が間近で、安産祈願(……という名目)で出かけたのであった。

 またこのツーリングにはiPhoneを持って行き、twitterでの中継を時に画像を交えて行ってみるという試みでもあった。

 6:10 起床。いきなり松屋に外食に出かける。(朝食の用意を全くしていなかったんだな。パン1枚残っていなかったよ)牛丼と豚汁の朝食を摂り帰宅。タンクバックにツーリングマップとタオル、iPhoneの充電池と接続ケーブル、雨避難用のジップロックを入れて身支度。

 7:26 CBの写真をiPhoneで撮影してtwitpicに投稿。関越道・三芳PAに向けて出発である。最寄りのICから首都高へ。三連休の中日であるが車の数に変化はない……と思っていたら、外環道から関越への入り口~大泉JCTから、新座料金所、三芳PAまでのほとんどが渋滞。バイクの本領発揮、すり抜け走行で三芳PAに8:20頃到着した。

 トイレに行っている間にN君が到着して自分の隣にW650を停めていた。すかさず写真を撮ってUP(8:25)。僕の赤白CBの手前、紺のW650がN君のマシンである。
 珈琲を飲みながら今日の行程を確認。iPhone のマップで道筋をトレースする。
 iPhoneマップの経路検索はツーリングの際も非常に便利だ。要所要所で次の行程を確認できるばかりか現在位置が地図に表示されるから間違って別な道に入った場合も修正がたやすい。
 とりあえず次の休憩場所(嵐山PA)を決め、給油の後、出発。
 嵐山PA(9:41)、上里SA(10:19)を無事通過、TwitPicで写真をUPした時間は明確に記録されてはいるが、逆にそれ以外の通過地点の時間記録はきちんと記録できていなかった。
 たぶん11:00頃、前橋ICで高速を降り市内に進む。IC出口と、市内のコンビニの駐車場で次に曲がる交差点名を確認しながら進んだため、ただの一回も道を間違えることなく、目的地に向かって進む。まあ「赤城山方面」という看板に従っても一緒ではあったが。(^^;

 県道4号線・赤城道路は、進むにつれどんどんと標高を上げてゆく。それに従い回りの風景も市街地→郊外→高原→山間部とどんどん変わって行く。赤城山には雲が立ちこめていて、気温が下がってくるばかりか小雨がぱらついてきた。大沼の湖畔に出て目的の赤城神社がその対岸に見える頃、道路沿いの気温計は摂氏6度を表示している。『6度!? ほとんど冬じゃないか!』時間によってはまだ暑い都内。ツーリングの装いも初秋から秋のもの。とても摂氏6度に対応できるものではない。寒い。幸いだったのは手がかじかむ前に赤城神社に到着できたことだった。

 赤城神社(11:56)は大沼の湖畔に建てられた神社であるが、駐車場からは橋を使って社殿に向かう。この朱塗りの橋が美しい。曇天の彩度の低い景色の中で、その朱色が際だって美しく感じる。
 ヘルメットを脱ぎ、橋の写真をUPしてから社殿へ向かう。社殿の前でもう一枚撮影。N君と参拝をすませ、安産祈願のお守りを買って駐車場に戻る。(ちなみに僕も娘の受験に備えて学業成就のお守りを買った)

 さて、ツーリング主目的を達成したあとはとりあえず昼食だ。
 大沼からは県道251号線を経由して沼田方向へ向かうことにして、目的地を相談する。「しゃくなげの湯」。僕らのツーリングではバックにタオルを標準装備しているというのは、出かけた先々で状況と時間が折り合えば、温泉でゆっくりする……というのがデフォルトなんだな。(^^;

 さっそくこの「しゃくなげの湯」を目的地にしてiPhoneのマップに目的地登録。途中のルートを確認する。
 つづら折りの県道を、オートバイをバンクさせながら降りて行く。峠道の走行は紛れもないオートバイツーリングの醍醐味の一つだ。
 12:50。しゃくなげの湯に到着。二輪用駐車場にオートバイを停め、昼食、温泉に向かう。N君は天ぷら蕎麦。僕はサバみそ煮定食。食事が終わったら温泉へ。ぬるめの露天風呂に肩までつかる。見上げると空の雲が速いスピードで流れて行く。
 指先がいい具合に痺れてきて、冷え切った体に温泉の温かさが染みこんで行く。
 目をつぶると通ってきたばかりの峠道の残像。流れるアスファルト。オートバイを傾けた時の重量感。コーナーを抜けた時の加速感。お湯の中で体の感覚を反芻しながらライディングの楽しさを追体験する。
 このひとときもツーリングで味わう醍醐味のひとつだろうか?

 のぼせた体を外気で冷やしたり、腰から下だけ湯につかりながら、温泉で2時間近くもゆっくり過ごす。
 さあ、そろそろ帰ろう。沼田から国道17号に出て赤城ICに戻る傍ら、永井食堂が開いていたらおみやげのもつ煮を買って帰るのだ。

 沼田市街を15:50頃通過、16:13には永井食堂に到着。おみやげをシートバックに入れて帰路につく。
 関越道は赤城ICから既に混み出していた。車だったら一体何時に東京に戻れるのか見当もつかない。本当にこういう時はオートバイの機動力はありがたい。

 17:16 に上里SA、18:09に高坂SA。高坂SAで軽食と共に長めの休憩を取ってN君と別れる。N君は関越道を降りたら環八を通って神奈川方面へ。僕は関越道から東北道~首都高を経由して湾岸線へ。
 帰宅したらお互いの携帯に無事帰着メールを入れることを約束して18:55に別れる。

 最後まで渋滞していた関越道を抜け、外環、首都高、湾岸線は快適に走る。
 20:02、無事自宅に帰着する。本日の走行距離、392.1km。

 N君は途中で夕食を摂っていたらしく(カミさんは出産間近で実家に戻っている)、「到着がこんな時間になってしまいました。環八チョイ混み。」というメールが届いたのが、21:47。僕がゆっくりビールを飲んでいた時間だった。