A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

買い物がてら出かけてみたが

2006-10-10 20:22:04 | ツーリング
 10/9(月)相変わらず天気は快晴。湿度も少なく気持ちのいい朝である。昨日半日ツーリングに出かけたばかりだというのに、どうもこんな晴天だとオートバイに乗りたくなってしょうがない。
 うちの家族は僕以外は宵っ張りの朝寝坊。休日はお昼頃にならないと起きてこない。半面僕は早寝早起き元気な子。(^^; 23:00を過ぎると眠くなってしょうがないが、朝は普通6:00には目が覚める。(ツーリングの日なんか、自然に5:00に起きちゃうこともある)
 8:30に朝食を取り終え手持ちぶさたとなる。ここで家事でもすれば良いのだろうがカミさんが寝ているのに自分だけ働くのもちょっと癪だ。
「起き出す頃までに帰ってこれればいいか」と自分に都合の良い理由をつけ、ツーリングマップを物色し始める。
 そういえば評判のドイツ・ソーセージの店があって、片道1時間半くらいのの距離だなあ。のんびりと買い物がてらの下道ツーリングも悪くないなあ、と考えてみる。
 脳内には、すでに買ってきたソーセージを茹でて盛りつけ、隣に冷たいビールグラスが並んでいる映像が浮かんでいる。決めた!出発!

 9:35 シートバックをくくりつけ、自宅より北北東に向かって進路を取る。
 出発直後、右足・フットブレーキに違和感。昨日と同じ、戻りが悪いような、引っかかりがあるような症状を感じる。右足に神経を集中していたら最初の曲がり角で左から来た乗用車とニアミス。頭を下げて待っていたら、車はちょうど目の前の家に着いたところらしい。もう一度頭を下げて走り出す。ご近所さんと事故を起こさなくて本当に良かった。
 途中、このオートバイを買ったショップの前を通過するも、本日はお休み。ブレーキに多少不安が残るが、様子を見ながらゆっくりと進む。

 近場の道からバイパスへ。そして、すり抜けのできない県道を延々進んで1時間20分後に挫折。道の駅で休憩。そのまま10分近く休む。
 道の駅を出発して15分後くらい。そろそろ目的地の近くなはず。頭で覚えていた地名のあたりでオートバイを止め、地番を確認する。6丁目を探して、4丁目、5丁目と路地を探し回る。とある交差点で止まったとき、右足に嫌な感触が走った。なんと何も抵抗を感じずにフットブレーキが踏み込める。
 オートバイを道に止めセンタースタンドを立て、タイヤを左手で回しながら右手でフットブレーキを操作してみる。きちんと車輪は止まる。
 今度はフットブレーキを右手で押さえたまま、左手でタイヤを回そうと試みる。……きちんとブレーキが保持されたままタイヤは動かない。
 またがってエンジンを掛けて、微速で進みながらブレーキを掛けてみる。「うっ」嫌な感触がする。パッドがすり減って、ローターを直接押さえているようなざらついた感触。
 たぶんブレーキパッドが全部すり減ってしまったのかもしれない。

 この時点でお店の探索は断念。自宅に引き返すことにする。
 ローター交換は数万円する。フットブレーキをできるだけ使わないようにしてショップに持ち込もう。
 渋滞の続く県道を避け、多少遠回りになっても国道を使って帰ろう。そう考え、帰路につく。

 ブレーキに制約があるせいか、走行ルートに非常に気を使う。目の前の車は急ブレーキを踏まないか? ここですり抜けをして車列の先頭に立った方が逆に計画的にブレーキングができるのではないか? 信号手前のどこから減速すれば、ハンドブレーキだけで安全に停車できるか? そんな「考えるライディング」をしながら国道を南下する。
 自宅に帰る前に、以前メッシュジャケットを買った最寄りのホンダショップが遠くないことを思い出す。県道に向けて進路変更。12:20頃、ホンダショップにたどり着く。

 サービスの人間に声を掛けて、早速ブレーキを調べてもらったら驚くべきことが判明した。なんとブレーキパッドを止めているピンが落ち、片側のブレーキパッドが落っこちてなくなっているとのこと。

 「どこの店で整備されました? 写真取りますから、その店にクレーム入れてはいかがですか?」と整備員に言われるが、そんな気力もない。
 車検整備からたった3ヶ月。安全の基本ともいうべきブレーキに、こんなずさんな整備をされるとは思ってもいなかった。

 結局、その店にそのまま入院。今日は祝日なので翌火曜日に部品発注。水曜日が休店日とのことで、木曜日に届くはずの部品を金曜日に組み付け、金曜日中に引きとりに行くように段取る。なんせ翌土曜日がツーリングなのだ! (;_;)

 部品の在庫がきちんと届くのか、ローターまで交換しなければならない症状になっているのか(数万円の出費増だ!)、いまこの時点では解らない。
 今週、木曜日・金曜日にかかってくる電話連絡を、ドキドキ、ハラハラしながら待っている。

 さて、僕は一体、今週末無事にツーリングに行けるのだろうか!? (次回に続く)