A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

水上ツーリング20100719-2

2010-07-26 22:15:07 | ツーリング
関越道水上ICを降り、最初の信号を左折。そのまま道なりに進むと諏訪峡大橋、バンジージャンプの会場だ。橋の上に飛び込みができる場所と体を繋ぐロープをセットする設備がある。8:30am、既にスタッフらしいお兄ちゃんがいたのでオートバイを傍らに停めて声をかけてみる。
「バンジー、今日は大丈夫かい?」
「ええ、大丈夫ですよ。……予約されてます?」
「いや、してないけど」
「毎日70人近く予約が入るんです。予約しないと跳べないかもしれませんよ」
「どこで予約するんだい?」
「この橋を渡った右側、ほらあそこに事務所がありますので、あそこで予約してください」
「ありがとう。すぐ行ってみるよ」
……ということで、事務所に行って予約をした。誓約書を書いて体重を計って、おおよその時間を聞く。僕の予約では、9:30集合で10:00頃に跳べるらしい。
水上駅に行って時間をつぶし、9:30に事務所に戻る。料金を支払い、写真撮影を申し込んで、手荷物を預けて橋に行く。

なるほど、体重のランクごとで体を支えるロープの強さを変えるんだな。同じランクの連中が飛び込む様子をみながら自分の順番を待つ。ハーネスを体に通し、もう一度体重を計った後、橋の欄干を乗り越え、飛び込み台の手前に座る。足にロープを通し、何度も確認した後、いよいよ僕の飛び込みの番だ。

橋からの高さは約42m、ビル10階以上の高さはあるよな。下を流れる利根川の水は昨日の雨で少し濁っているらしい。上からだと十分に綺麗に見えたが。

さて、いよいよ「飛び込み自殺シミュレーション」の開始だ。(おいおい)
実は本当に怖くはなく、何と叫んで飛び込むかだけを考えていた。スタッフに「叫んでいい?」と確認してから飛び込み体制に移る。
「 I'm kazmurai ! I'm motorcycle rider ! スピードの中で精神は肉体を超越する‼」
こう叫んだ後、カウントダウンが始まった。
5、4、3、2、1、バンジー‼

腰をかがめて台の縁をかかとで蹴るように体を前に投げ出すと、両手を広げて僕は虚空へ飛び込んだ。
残念だが、この瞬間の記憶がない。ただ足を揃えて手を真っ直ぐ伸ばすことだけを注意していた。やがて体がロープで持ち上げられ、橋の欄干から狙っているカメラマンにサムアップをして見せることに気をつけていた。

足首にロープを結び、橋の上から吊り下げられている僕の体は飛び込みの反動で大きく揺れている。
げ。体が回転してめまいがする。具合悪い。下のゴムボートに下ろされて、地上に帰り着いた僕だが、完全に車酔いの状態になっていた。吐き気を堪えて、それから1時間半ほど使いものにならなかったのだった。

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