A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

マナーという機能

2007-06-20 08:45:16 | ライディング
 昨日、こんな250cc乗りを見た。
 信号発信直前でスロットルを細かくあおり、「ウォウォウォウォ……」という騒音を発生させている馬鹿だ。スロットルを細かくあおることで発進時のパワーが増すわけでもスムーズに加速できる訳でもない。オートバイの構造とライディングのセオリーという基礎知識が欠落している天然記念物ものの馬鹿野郎だった。

 今日、こんなスクーター乗りを見た。
 これは単にマフラーの芯を抜いたか、違法騒音マフラーに取り替えたか、あるいはマフラーが壊れていたのか、とにかく騒音をまき散らして交差点を右から左に走り去った。

 オートバイとライダーを、一体化したシステムと考えてみる。
すると彼らは「知識」という部品が機能していないか、「自己顕示欲」という部品がオーバーロードして、「マナー」とか「思いやり」という機能が故障しているということもできる。

 「品格」という言葉の最近の使われ方にはちょっと胡散臭いものも感じてはいるが、オートバイ乗りとしての品格というか、人間性というか、とにかくもっとプライドを持って公道を走りたいと思うものである。オヤジの小言だけどね。