6/7(木)朝、オーブントースターが壊れた。タイマースイッチを入れても全く熱くならない。庫内をのぞき込んでみてもヒーターが赤くなっていない。たぶん根本的なところで通電しなくなったようだ。
壊れたトースターは僕が初めて上京し、独り暮らしを始めたときに買ったものだ。つまりはざっと28~29年間使い続けていたということだ。
感慨深いには違いないが「道具」として使えなくなったものを残しておくほど感傷的でもない。それに朝食のパンが焼けないのは都合が悪い。これを機会に純粋なポップアップ式のトースターを買おうかとも思ったが、餅を焼いたりビザ・トーストを作ったりするにはオーブン式の方が使い勝手がよい。……ということでごく普通のオーブントースターを探すことにした。
電気式調理器具としてのオーブントースターは、メーカーにとって魅力のない商品なんだろうか? 家電メーカーのホームページを探してもあまり力を入れているようには思えない。
目新しい特徴としては、前扉が外せて丸洗いできますという某魔法瓶メーカーの商品に物珍しさがあるくらいだ。
僕がいままでのオーブントースターを買ったときは、独り暮らしの必須家電商品として多機能を売り物にした商品が並んでいた。僕が買ったトースターは、上段のヒーターがレバー操作で下側に移動して厚いパンも薄いパンもむらなく焼けるという機能がある。僕は買わなかったが上位機種には「洗い米と水を入れられる専用容器でご飯も炊ける」という機能がついたものまでがあった。現在の扱いの冷たさ、関心の薄さとは隔世の感がある。
結局、地元の家電量販店にでかけ実物を見て商品を選ぶことになった。オーブントースター自体は現在安いものなら二千円もすれば買うことができる。(そうか、これもメーカーが力を入れなくなった原因か)
だが、自分が買うならば何か他の機種にはない「これを選んだ理由」が欲しい。どうせお金を出すならば、多少高くとも自分が気に入って長く使えるものが選びたいのだ。
いろいろと見て回るうちに、商品を選ぶ自分のポイントが固まってくる。『庫内が広くてトーストが3枚焼けるというのは便利そうだな』とか、『毎日使うものだから扉がスムーズに開閉できるものがいいな』とか、これは娘が言ったのだが「つまみが固くて使いにくいのはイヤ!」だそうだ。おお、いいポイントだな。偉いぞ。>娘。
展示コーナーを右往左往しながら商品を絞り込んでゆくうちに、目は次第にひとつの商品に集まってゆく。トーストが3枚同時に焼ける。ドアの開閉に問題がありそうなところはない(スムーズだ)。シンプルなデザインだ(グッドデザイン賞を受賞したらしい)。操作はタッチパネルでつまみは電子式。大きすぎず重すぎず、居間の出窓の幅に収まる。価格はちょっと高め~売価で8千円~だが、まあ大切に使って長持ちさせれば元は取れるだろう。こう考えて、三洋電機製のSK-WQ3という製品にした。
自宅に戻って居間の出窓に設置する。今まで使っていたものに比べ、庫内は広くなっているが、外形の大きさや重さはずいぶん小さく軽くなっている。なるほど、こんなところに技術の進歩が見て取れるのだな、と思った。
今日の朝、早速このトースターでトーストを焼いてみた。食パンを手前中央に置いて入れ、電源スイッチをON。「焼き色調整つまみ」は初めてなので濃淡の中央位置にセット。自動メニューキーの「トースト」を1回押す。(複数枚のトーストを焼くときはもう一回押す)
後はそのまま放っておくだけで、2分~3分後、「ピーピー」と音が鳴りトーストの焼き上がりを告げた。きつね色にこんがりおいしそうに焼けている。
以前のトースターはトーストを1枚焼くのに「予熱2分。その後3~4分」の時間がかかった。
ヒーターが800wから1300wに上がっているからか、体感時間はほぼ半分のように思える。朝の忙しい時間にはありがたい。
よし! 気に入ったぞ、このトースター。
次は自前でピザトーストでもつくって見て、機能と使い勝手を確認しよう。
「SK-WQ3」くん、これからも宜しくな!
壊れたトースターは僕が初めて上京し、独り暮らしを始めたときに買ったものだ。つまりはざっと28~29年間使い続けていたということだ。
感慨深いには違いないが「道具」として使えなくなったものを残しておくほど感傷的でもない。それに朝食のパンが焼けないのは都合が悪い。これを機会に純粋なポップアップ式のトースターを買おうかとも思ったが、餅を焼いたりビザ・トーストを作ったりするにはオーブン式の方が使い勝手がよい。……ということでごく普通のオーブントースターを探すことにした。
電気式調理器具としてのオーブントースターは、メーカーにとって魅力のない商品なんだろうか? 家電メーカーのホームページを探してもあまり力を入れているようには思えない。
目新しい特徴としては、前扉が外せて丸洗いできますという某魔法瓶メーカーの商品に物珍しさがあるくらいだ。
僕がいままでのオーブントースターを買ったときは、独り暮らしの必須家電商品として多機能を売り物にした商品が並んでいた。僕が買ったトースターは、上段のヒーターがレバー操作で下側に移動して厚いパンも薄いパンもむらなく焼けるという機能がある。僕は買わなかったが上位機種には「洗い米と水を入れられる専用容器でご飯も炊ける」という機能がついたものまでがあった。現在の扱いの冷たさ、関心の薄さとは隔世の感がある。
結局、地元の家電量販店にでかけ実物を見て商品を選ぶことになった。オーブントースター自体は現在安いものなら二千円もすれば買うことができる。(そうか、これもメーカーが力を入れなくなった原因か)
だが、自分が買うならば何か他の機種にはない「これを選んだ理由」が欲しい。どうせお金を出すならば、多少高くとも自分が気に入って長く使えるものが選びたいのだ。
いろいろと見て回るうちに、商品を選ぶ自分のポイントが固まってくる。『庫内が広くてトーストが3枚焼けるというのは便利そうだな』とか、『毎日使うものだから扉がスムーズに開閉できるものがいいな』とか、これは娘が言ったのだが「つまみが固くて使いにくいのはイヤ!」だそうだ。おお、いいポイントだな。偉いぞ。>娘。
展示コーナーを右往左往しながら商品を絞り込んでゆくうちに、目は次第にひとつの商品に集まってゆく。トーストが3枚同時に焼ける。ドアの開閉に問題がありそうなところはない(スムーズだ)。シンプルなデザインだ(グッドデザイン賞を受賞したらしい)。操作はタッチパネルでつまみは電子式。大きすぎず重すぎず、居間の出窓の幅に収まる。価格はちょっと高め~売価で8千円~だが、まあ大切に使って長持ちさせれば元は取れるだろう。こう考えて、三洋電機製のSK-WQ3という製品にした。
自宅に戻って居間の出窓に設置する。今まで使っていたものに比べ、庫内は広くなっているが、外形の大きさや重さはずいぶん小さく軽くなっている。なるほど、こんなところに技術の進歩が見て取れるのだな、と思った。
今日の朝、早速このトースターでトーストを焼いてみた。食パンを手前中央に置いて入れ、電源スイッチをON。「焼き色調整つまみ」は初めてなので濃淡の中央位置にセット。自動メニューキーの「トースト」を1回押す。(複数枚のトーストを焼くときはもう一回押す)
後はそのまま放っておくだけで、2分~3分後、「ピーピー」と音が鳴りトーストの焼き上がりを告げた。きつね色にこんがりおいしそうに焼けている。
以前のトースターはトーストを1枚焼くのに「予熱2分。その後3~4分」の時間がかかった。
ヒーターが800wから1300wに上がっているからか、体感時間はほぼ半分のように思える。朝の忙しい時間にはありがたい。
よし! 気に入ったぞ、このトースター。
次は自前でピザトーストでもつくって見て、機能と使い勝手を確認しよう。
「SK-WQ3」くん、これからも宜しくな!