路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

草引けば土釣りあがる五月かな

2010年05月05日 | Weblog

 
 見送った後そのまま配達へ。ゴールデンウイーク最終日で道は混んでいるかと心配したが、殆ど通常時と変わらなかった。世間はすでに日常に戻っているのだろうか。

 それにしても暑い日である。
 端午の節句というのはこんなカンジであったかもしれない、と思いながら自室の片付け。コタツを取って、掃除機をかける。
 もともとコタツは壊れているから、出しといても仕方がないのだけれど、例年よりはひと月くらい早い夏座敷かもしれない。今まで二十年ほど書斎兼事務所兼寝室兼物置兼その他諸々だったのを、思い切って普通の住宅の座敷に戻したいと思い、暫時整理しようと思いついての片付けでもあります。
 コタツを取って、窓開けて、いろいろ移動させて、さてと座ると隣家からバイオリンの響きが。ちょっとした陽の当たる坂道である。ウム、美しい五月。
 もっともバイオリンの奏者は80近い翁であるが。

 そのあと午後に昨日の家電量販店へ再度行く。昨日のPCが早くも入荷したというので改めて。
 相変わらずの喧騒。
 すこしばかり手間取るが、無事購買完了。これも一応事務所移転計画の一環であるが、問題はさて無事に設定できるのか、ということ。いずれにしても冬眠鼠さん任せである。(お願いします、そうします。)

 さて暑い暑いと言いつつ、一休みしたら畑へ行こうと思っていたら、一休み中に突然雨音。やがて雷伴い夕立のような雨。あーあ、草、伸びるなあ、と思いながら結局畑は断念せざるを得ず。

 雨はすぐにやんだけれど、雨後日没とともに風忍び寄ると、例年のごとく急にさびしくなる。連休の終わり。なにやら一花のみ古木に震える風情。なんだろう、明るい日の夕暮れほどさびしいのは。

 ともかく、お休みはおしまい。
 また始まる日常に、負けないように頑張りたいネ。