路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

人みなに目的ありて秋暑し

2012年10月22日 | Weblog

 
 秋晴れの日曜日に小布施の、まちとしょテラソー一箱古本市へ行ってきた。(まちとしょテラソー、って何?)
 しかし意外と小布施は遠いなあ。
 高速降りて、道路看板頼りに(ナビなど我が車についてないので)走っていたら、小布施につながるはずのメイン道路が封鎖されていてマラソン大会になっていた。余所者としては裏道なんか知らないから、勘をたよりにアッチコッチしてたら果樹園の中に迷いこんだり、山道入りそうになったりでだいぶ時間ロスしてしまった。

 そのあとはなんとか臨時駐車場(小学校の校庭)に紛れ込ませられて、そこからたくさん歩いたゼ。
 小学校の横の図書館をついでに覗いたけどシャレた建物で、さすがライブラリーオブザイヤーであると思いました。

 最初に入ったのが「わめぞ」の蔵。小さな蔵で案外少ない数だったけど、結構好みの配列で驚いた。
 ひとつの壁で何冊か拾う。

 そのあと通りへ出て、最初のテントで数箱の中からも何冊か。このあたりはどうやら素人ではないようで、やっぱりプロは並びが違うと思ったことでした。

 古本市の幟が立つのは数的にはそんなになくて、道路の両端に離れて置かれてるからだいぶ歩くことになる。
 快晴の秋日だけど、暑いなあ。帽子かぶってくればよかった。

 美術館前のテントを覗いてると、70過ぎくらいの都会モンの夫婦がダンボール3箱くらいワンボックスカーに積み込んでいった。何者だろう。セドリ者にも見えなかったが。

 いったん車に帰って荷物を置き、ちょっと休憩してまたエッチラオッチラ参戦。
 お宮の境内に並べていた若夫婦らしき店で何冊か買う。ハードカバーが200円くらいの値段で並んでいたり、雑誌類もなかなかの品揃えだった。


                          


 4時間くらいの滞在だったか。
 それにしても小布施に溢れる人の数には驚いた。当日なにかのお祭りだったらしいが、お祭りめあての観光客とも思えない。栗買いにコレだけの人がやってきたとも思えんし、ナニしにみんなやってきたんだろう。
 ともかく、人なんか見かけることも無い地方の町には、なんとも羨ましいかぎりの盛況ぶりでありました。