この週末はトゥーランドットを再認識。
配役を改めて見てみる。
買った当初は知らないキャストばかりで何の興味もなかった。しかし。
リウ役のバルバラ・フリットーリ。はじめはちょっと顎の肉付きのいい地味なオバサンなどと思っていた。今Googleで検索すると、かなり美形の歌い手だ。多分この衣装がよくないのだろう。
カラフ役のセルゲイ・ラーリン。はじめはずんぐりしてて、それでいて目は少女的な。これまた全くルックス的にさほど興味はなかった。だが、改めて「誰も寝てはならぬ」をじっくり聴いてみる。パヴァロッティの声を聴いた後だ。すると、なんといい声なのか。見直した。他に出演している作品はないかと調べていると、なんと2008年に急逝しているとのこと。どうりで活躍の情報がないわけだ。なんとも惜しい。
このオペラは合唱が多い。
いかにもファンタジーという雰囲気や構成。
2015年版ブレゲンツ音楽祭のもの。つまりボーデン湖畔での公演。この舞台がやはりいい。湖の上という自然の舞台のため、演者はヘッドセットをして歌う。そして屋外なので(湖の上というのもあるからか)風が若干強く、着物が時たまそよぐ。
トゥーランドットをのせた船が目隠しされて流れてくる。ペルシアの皇子処刑の場面。カラフは怒りを覚え顔を見せろという。船上から顔を見せるトゥーランドットに一目惚れ。トゥーランドットは一瞬だけ顔を見せ、カラフに背を向ける。つまる画面のこちらに顔を向ける。カラフにピントに合うのでトゥーランドットはピンボケというカメラワーク。
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