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酒の感想ばかり

「わたしを離さないで」

2013-03-09 21:04:15 | ビジュアル
わたしを離さないで [Blu-ray] わたしを離さないで [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2012-06-02

小説に続き、ブルーレイでも観てみた。

やはり小説同様抒情的な雰囲気。キャシー役のキャリー・マリガンが絶妙な配役だ。映画のポスターから既に切なくなる。また、トミーやルースの配役もいい。小説もイメージにほぼ近い。

内容はというと、これもほぼ小説通りの内容で風景などもイメージ通り。ただ時間の制約から、結構省略されたシーンがある。また小説では全部明かしてしまうことはなく、それが抒情的な感覚を抱かせていたわけだが、映画でははっきりとセリフに出てくる。要はかなりストレートな展開と言うこと。

また、小説より恋愛のストーリーであると言う感じが強い。

マダムの家から帰る道でのシーンからラストにかけてはやはり泣けてくる。

映画と小説。どちらを先にみるかで印象が変わってくるだろうが、わたしの場合は小説の方が僅差で好きかもしれない。ただどちらも何度でも見たり読んだりしたくなる作品には違いない。

映画も小説も見た後は、かなり打ちのめされて、何をする元気もなくなってしまう。もちろん褒めているのだが。

残念だったところは、

キャシー役は、表情や佇まいはとても素晴らしかったが、一点、歩き方が気になった。姿勢が良すぎてどうも気高い印象が出て、イメージに合わなかった。
ルーシー先生がはっきりと臓器提供と口にしたところ。
「使命を終える」が「終了」と表現されていたところ。
マダムの家であっさりと宣告されたところ。
マダムがかなりいい人に表現されていたところ。
もう少し、ポスターのようにブルーがかった映像ならなお良かった。


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