富山県高岡市に行った時に、ヤスブン野村店で購入。富山でしか買えなさそうなものをという事で買った。成政とは佐々成政のことらしい。
南砺雄山錦の純米酒。
少し濃い目の琥珀。
ちょっと熟成感のある香り。とろみのある甘味。まさに熟成臭。
飲む。嗅覚同様確かに、熟成酒だ。
純米酒という銘柄からは想像できない古酒感。
しかし、天狗舞などの熟成酒とは違う。
そこまで濃醇、個性的ではない。
スッキリしている。
20220708追記。
あん肝の水煮と合わせる。熟成味と感じられていたが、しれが全く感じられなくなった。いやあん肝の風味が残ったところで飲むと、熟成味が感じられにくくなる。そうすると、淡麗ではなく、濃い・しっかりした味が印象的。淡麗ではないと言ったが、濃醇と言うわけではない。口に端に低音の酸味を感じ、ドンとしたボディ。そんな中、リンゴが熟したかのような個性的な濃醇さがなく飲みやすい。なんだか手取川山廃純米に類する味に思えてきた。手取川よりは熟成味はあるが、天狗舞ほどにはない。そしてドライ感はないし軽快感もない今日は、なかなか悪くないんじゃないか?と感じる。
改めて、濃い味ではあるが、天狗舞に比べるとずいぶんスッキリしている。
20220709追記。
日が経った方がうまくなったように思う。熟成味と感じられていたものが、他の味覚に溶け込んだようだ。リンゴ系ではないジューシーな味で渋みが強い。そしてそれが濃いのだ。これは珍しい味だ。
これが牡蠣油漬と合う。
20220715追記。
手取川山廃純米と比べるとやはり熟成味が感じられる。何と言えばいいのか、甘味のあるウェットな味。熟成味と錯覚するものだ。しかしそれだけに繰り返しになるが牡蠣油漬と合う。