医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

京都の弁護士が業務停止8ヵ月 法律相談受けた後、相手側代理人に 過去にも依頼放置で処分

2023-03-21 20:06:20 | 法曹界
 京都弁護士会は20日、2件の職務規程違反があったとして、同会所属の黒田充治弁護士(63)を業務停止8カ月の懲戒処分にした、と発表した。黒田弁護士の懲戒処分は計6回目。

 弁護士会によると、黒田弁護士は2002年ごろ、依頼者から債務整理についての委任を受け、05年ごろにかけて毎月5~10万円の送金を受けたにもかかわらず、進捗を報告しなかった。

 また、17年9月ごろに法律相談を受けていた別の依頼者が、18年12月に原告として大津地裁に起こした損害賠償請求訴訟で、黒田弁護士が被告側の代理人に就任して答弁書を提出するなどの利益相反行為を行ったという。

 弁護士会の聴き取りに対して、黒田弁護士は事実関係を認めているという。黒田弁護士は、依頼の放置や会費滞納などで過去にも懲戒処分を受けており、今回も謝罪や示談をしていないなどの事情から、業務停止8カ月が相当だとした。

2023年3月21日 京都新聞

医学部不正入試の順天堂大、1億6675万円支払いで和解…1183人と消費者機構に

2023-03-21 20:03:14 | 医療界
 順天堂大の医学部不正入試問題を巡り、特定適格消費者団体のNPO法人「消費者機構日本」が元受験生に代わって同大に受験料などの返還を求めた裁判は20日、東京地裁(中吉徹郎裁判長)で和解が成立した。原告側弁護団によると、同大が元受験生1183人や機構に総額約1億6675万円を支払う内容。同機構が起こした同種の裁判で和解が成立したのは、東京医科大に続き2件目。

 機構によると、支払総額には、1183人分の受験料や裁判資料の送付代のほか、裁判を担った機構の報酬などが含まれている。

 裁判は消費者裁判手続特例法に基づき、2段階に分けて行われ、2021年10月に順大側の受験料(1回4万~6万円)などの返還義務が確定した。

 その後、個別の支払額を決める手続きに移り、機構が17、18年の入試で不合格となった女子や浪人生1197人の参加を届け出ていた。この日の和解までに、1人は金額を争わずに確定し、13人分は本人からの申し出などに基づき、請求を取り下げていた。

 特例法に基づく裁判はこれまでに4件起こされ、回収金額としては過去最高となった。

2023年3月20日 読売新聞

民事第2部 裁判官の変更

2023-03-19 17:25:41 | 傍聴記
齊藤顕判事(裁判長)
司法研修所第47期終了
昭和40年9月6日生
出身地 東京 司法修習地 東京

宮崎陽介判事 (右陪席裁判官)
司法研修所第60期終了
昭和58年9月28日生

高橋静子判事 (右陪席裁判官)
司法研修所第65期終了
昭和61年12月19日生

林拓也判事補 (左陪席裁判官)
久田皓士判事補(左陪席裁判官)
松岡弘道判事補(左陪席裁判官) 

東京女子医大付属八千代医療センター 婦人科 判決

2023-03-17 21:02:50 | 傍聴記
血液内科の特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の患者さんが、初期の卵巣癌の検査及び癌を発見して適切な治療を怠る注意義務違反があったとして病院を訴えていた裁判の判決が午後1時に言い渡されました。 棄却判決でした。

原告側代理人
佐々木明彦弁護士(弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所) 
井内健雄弁護士(弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所)

被告側代理人
木ノ本直樹弁護士(木ノ本総合法律事務所)

盗撮容疑で逮捕の高松高裁の課長 停職6か月の懲戒処分に

2023-03-17 20:46:27 | 法曹界
列車内で女子高校生などのスカートの中を盗撮したとして逮捕された高松高等裁判所の課長について、高松高等裁判所は16日付けで停職6か月の懲戒処分にしました。この課長は16日付けで依願退職したということです。

高松高等裁判所の会計課長だった西田修司容疑者(54歳)はことし1月30日の午前8時ごろ高松市内の列車内で、女子高校生などのスカートの中にスマートフォンを入れて盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その後、処分保留で釈放されています。

これを受けて、高松高等裁判所は、16日付けでこの課長を停職6か月の懲戒処分にしました。
課長は、きょう付けで依願退職したということです。

高松高等裁判所の一原友彦事務局長は「法令を遵守すべき裁判所職員が、このような事態を引き起こしたのは誠に遺憾だ。職員に対する指導監督を徹底したい」とコメントしています。

2023年3月16日 NHK