“盗撮マニアグループ”公安調査庁主任調査官に停職3か月 「公務全体の信用失墜」

盗撮マニアグループの一員として兵庫県の入浴施設に侵入したとして罰金の略式命令を受けていた公安調査庁の主任調査官の男性について、公安調査庁は3月10日、停職3か月の懲戒処分としました。

停職3か月の処分を受けたのは、公安調査庁の元主任調査官の男性（31）です。元主任調査官の男性は2020年3月、盗撮マニアグループのメンバーらと共謀したうえで、兵庫県の入浴施設の敷地内に侵入したとして、2023年2月、静岡簡易裁判所から罰金10万円の略式命令を受けていました。

元主任調査官の男性は、懲戒処分を受け辞職しています。

公安調査庁は処分の理由について、信頼を損ない、公務全体の信用を失墜させたとしています。また「このような不祥事を二度と起こさないよう、服務規程を徹底し、信頼回復に全力を尽くす」とコメントしています。

2023年3月10日　静岡放送(SBS)

元検察事務官、1700万円詐取容疑で逮捕 受け子役か 警視庁

　高齢女性から現金をだまし取ったとして、警視庁池袋署は9日、東京都板橋区南常盤台2の元検察事務官、白岩理慧容疑者（35）を詐欺容疑で逮捕した。同署によると、白岩容疑者は2011～17年、東京地検で事務官として勤務し、特殊詐欺事件の調書なども作成していたという。「書類を受け取っただけ」と容疑を否認している。

　逮捕容疑は何者かと共謀して1月、練馬区の80代女性宅に息子などを装い「会社の通帳を無くし、お金が必要」などと電話し、現金約1700万円をだまし取ったとしている。

　同署によると、白岩容疑者は現金を受け取る受け子役だったとみられる。ネット掲示板で探偵事務所の求人に応募し、1月から事務所の人間を名乗る人物から通信アプリで指示を受け、高齢者宅に行って現金を受け取っていたという。「5回ほどやった」と供述しているという。【高井瞳】

2023年3月9日　毎日新聞