医療裁判傍聴記

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臨床工学技士による皮膚縫合 映像復元で“2針以上”と判明 千葉市立海浜病院

2022-07-15 20:52:59 | 医療界
 千葉市の市立病院で、医師資格のない臨床工学技士が手術中に皮膚の縫合をしていた問題で、千葉市は7月14日誤った情報を公表したとして謝罪しました。

 この問題は2021年7月、千葉市立海浜病院で、心臓のペースメーカーの部品を取り換える手術の際、執刀医が医師の資格を持たない臨床工学技士に皮膚の縫合をやらせたものです。

 病院は6月29日の会見で、「技士による縫合は手術終盤の1針のみ」と説明していましたが、7月6日、手術の様子を録画した映像を改めて確認した結果、「技士の縫合は2針以上に及ぶ」ことが明らかになったということです。

 この映像は、問題が発覚した2022年1月時点では、データが破損した状態で再生できませんでしたが、映像確認の必要性を一部の報道機関から指摘され、市はデータの復元を試みていました。

 また、発覚当初、市の聞き取りに対して、医師と技士は「縫合は1針のみ」と説明していましたが、手術に立ち会った看護師などは、それとは食い違う説明をしていたということです。

 千葉市の神谷市長は、7月14日の定例会見で「事実と異なる公表であったことは間違いなく、心からお詫び申し上げたい。今後、関係者への調査を行い、改めて経緯や縫合の回数などを公表したい」としています。

2022年7月15日 チバテレ
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