口コミサイトに高い評価を投稿することを条件に料金を割り引いたのは、ステルスマーケティングにあたるとして消費者庁は都内の医療法人に措置命令を出しました。
消費者庁によりますと、「医療法人祐真会」が運営するマチノマ大森内科クリニックは、去年10月、インフルエンザワクチンを接種しにきた人に対し、グーグルマップに星5か星4を投稿するよう依頼し投稿した人には、接種料金を550円割り引くなどしていたということです。
消費者庁は高評価をつけた45件の投稿が、広告であると分からない、「ステルスマーケティング」にあたると判断し、景品表示法違反で表示のとりやめなどを命じました。
去年10月にステルスマーケティングが景品表示法の規制対象となってから、措置命令が出されるのは初めてです。
クリニックが投稿を依頼していたとみられる期間は星5が大半でしたが、それ以外の期間は星1の評価が大半をしめていたということです。
2024年6月7日 日テレNEWS