医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

37歳医師フェラーリ暴走、9歳死亡事故…「最高速度の2倍以上で走行した過失は大きい」有罪判決

2024-06-05 21:56:08 | 医療界

 スポーツカーのフェラーリで制限時速を超えて交差点に進入し、右折中の軽乗用車に衝突して小学生女児(当時9歳)を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた広島県福山市の医師(37)に対し、地裁福山支部(松本英男裁判官)は4日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の有罪判決を言い渡した。

 判決などによると、被告は2022年6月18日夜、福山市霞町の交差点で、フェラーリを制限時速を約70キロ超える約120キロで運転。対向で右折しようとした軽乗用車と衝突し、軽乗用車に乗っていた女児を死亡させ、運転していた女児の祖父らにけがを負わせた。

 判決で松本裁判官は「最高速度の2倍以上で車を走行させた過失は大きく、被害者家族の悲しみも深い。実刑も視野に入る事案」と非難。一方、軽乗用車側も直進の車を十分に確認していなかったことなどから、刑の執行を猶予するとした。

2024年6月5日 読売新聞

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