医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

千葉医療センター(中央区)

2010-01-15 22:20:06 | 傍聴記
「重い後遺症」 24歳女性と家族3人、国立病院機構に損賠提訴 

 千葉医療センター(千葉市中央区)で肝腫瘍(しゅよう)の切除手術を受けた千葉市内の女性(24)が術後に呼吸停止になり、脳障害による重い後遺症が残ったのは病院側に過失があったとして、女性と家族3人が、同センターを運営する独立行政法人国立病院機構(東京)を相手取り、2億1000万円の損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こしていたことが5月31日、分かった。
 訴状によると、当時女子大生(21)だった女性は04年4月5日に同センターに入院し、同23日に手術を受けた。
 しかし、手術後、医師と看護師は約5分間にわたり、女性を目の届かない場所に放置し、全身麻酔の終了後、突発的に起きる可能性のあるけいれんなどの異常に気付かなかった。その間に女性の心肺は停止、低酸素性脳症による言語や歩行障害が残り、現在も入院中。女性は当時私立大薬学部の4年生で薬剤師を目指し、就職希望企業から内定を受けていた。
 原告側は「医師らは術後の一定期間、患者を観察する義務があるが、怠った」と主張。同センターは「このような事態になったことは憂慮するが、医療事故という認識は持っていない」としている。    

2007年6月1日11時1分配信 毎日新聞

 こちらの原告の患者さんは、既に亡くなられているようです。本日、結審し判決は3月下旬とのことです。 
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