医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

<東京高裁>岡口裁判官の懲戒申し立て ネット投稿では初

2018-07-25 21:55:01 | 法曹界
 犬の所有権を巡る民事訴訟に関し、個人のツイッターに不適切な投稿をしたとして、東京高裁は24日、民事部の岡口基一裁判官(52)について最高裁に懲戒を申し立てた。インターネット上の投稿を巡る懲戒申し立ては初めてとみられる。最高裁は今後、全15裁判官が関与する大法廷で分限裁判を開き、処分の可否などを決める。

 高裁によると、岡口裁判官は今年5月、東京高裁で判決があった犬の所有権を巡る訴訟に関するネット記事を引用し、「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ?3か月も放置しておきながら・・」などと所有権を認められた飼い主を冷やかすかのような書き込みを投稿した。

 投稿を確認した飼い主が「無神経なツイートで傷ついた」と高裁に抗議。高裁は、飼い主の感情を傷つけたとして、懲戒理由に当たると判断した。

 岡口裁判官はこの裁判を担当しておらず、「記事を要約したつもりだったが、軽率で申し訳ない」と釈明したという。投稿は削除され現在、ツイッター自体が閲覧できない状態になっている。

 岡口裁判官は2016年以降、女子高生殺害事件を巡る投稿などで厳重注意を2回受けている。高裁は不適切な投稿を繰り返したことを重くみて申し立てに踏み切った。

 最高裁は今後、岡口裁判官の弁明を聞いた上で、戒告▽1万円以下の過料▽懲戒しない--のいずれかの決定を出す。最高裁によると、過去に懲戒を受けた裁判官は62人。【服部陽】

2018年7月24日19:02配信 毎日新聞

元警察官に懲役3年求刑 少女4人にみだらな行為

2018-07-25 21:50:49 | 法曹界
 当時14歳と17歳の少女計4人に現金を渡してみだらな行為をしたなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反と県青少年健全育成条例違反の罪に問われた県警千葉南署地域課の元巡査長、赤塚信之被告(30)=懲戒免職、袖ケ浦市今井1=の論告求刑公判が23日、千葉地裁(本間明日香裁判官)で開かれ、検察側は懲役3年を求刑し、結審した。

 検察側は論告で「(少女たちの)判断能力の未熟さにつけ込んだ悪質な犯行。根深い常習性があり、警察官として(少女たちを)保護すべき立場にありながら犯行に及んだことは、厳しい非難に当たる」と述べた。

 弁護側は「14歳の少女の1人とは交際しているとの認識があった。懲戒免職になり社会的制裁を受けている」として執行猶予付き判決を求めた。

 赤塚被告は被告人質問で犯行のきっかけを問われ「学生のころからSNSで知り合った女性と付き合ったことがあり、ハードルが下がっていたと思う。二度としないと誓う」とした一方で「一番の原因は分からない。自分でも聞きたいくらい」と話し、本間裁判官から「自分でも分からないならば、どうやったら欲求や欲望を押さえられるのか分からないのでは」と指摘される場面もあった。

 起訴状などによると、昨年9月~今年1月、18歳未満であると知りながら当時14歳だった3人と17歳の少女に対し、それぞれ千葉市や袖ケ浦市内のホテルで現金を渡すなどして、みだらな行為をしたとされる。また自宅で児童ポルノに当たるDVD3枚を所持してしたとしている。

2018年7月24日 千葉日報