医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

東京医大「臼井大学とも呼ばれていた」…関係者

2018-07-06 21:52:43 | 医療界
 私立大学の支援事業を巡る汚職事件で、東京医科大側では、大学トップの臼井正彦理事長(77)と鈴木衛(まもる)学長(69)が不正に関与していた疑いが浮上している。

 同大のホームページなどによると、臼井理事長は大学病院の病院長を務めていたが2005年、病院の不祥事で辞任。だが08年には学長に就任し、13年から法人トップの理事長になった。

 ある大学関係者は「幹部は臼井理事長の言うことを聞かないと大学で生きていけない雰囲気があり、東京医科大は『臼井大学』とも呼ばれていた」と話し、「今回のような問題が起きるのは、トップが強権的に物事を進める体質が大学にあるからではないか」と続けた。

 一方、臼井理事長の手腕を評価する声もある。

 別の大学関係者は「強引で学内には敵もいたが、経営センスに優れ、現場を大切にする人でもあった」と語った。

2018年7月6日10:05配信 読売新聞