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たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

週間ランキングに絆されて...

2005年05月20日 23時57分56秒 | 観る

気になってはいたけれど 観に行くほどではないかしら...と思っていたのに、観客動員数の週間ランキング4位...に後押しされて 行ってしまいました。

レモニー・スニケットの『世にも不幸せな物語』


2004年(制作国:アメリカ)作品
監督:ブラッド・シルバーリング
原作:レモニー・スニケット
出演:ジム・キャリー、エミリー・ブラウニング、
   リアム・エイケン、カラ&シェルビー・ホフマン、
   メリル・ストリープ、ジュード・ロウ(声のみ)

兎に角、三人の子ども達が かわいい。しっかり者のヴァイオレットは 天才発明家(TBS愛の劇場『天までとどけ』の上から3番目 千佳ちゃんに似ている...?)。二番目のクラウスは読んだ内容を全て覚えている読書家にして物知り博士。おチビちゃんのサニーは 噛み付いたら放さない。この三人の兄弟に巻き起こる不幸の数々...という話なのだけど、不幸せ度・かわいそう指数でいったら『誰も知らない』の方が勝っているのではないかしら(ごめんなさい。観てません)...。
問題は、遠縁のオラフ伯爵にあり!かな...? ジム・キャリーならではの面白さなのですが、恐ろしい人物設定のはずなのに作り込み方がコミカルな為 観ている側には あまり恐くは映らない。それからもう一つ...三人兄弟の描写...!! 一致団結している姿は いいのだけど、見せ場になるはずの‘発明家’‘知恵者’‘噛み付き魔’ というそれぞれの特性を発揮する(U.S.アニメの『スーパー・スリー』を思い出す♪)シーンが あまり際立っていない! せっかく 子ども達が可愛くて設定も面白いのに ちょっと もったいないなぁ...。

ストーリー展開に関しては、てっきり雪だるま式に どんどん どんどん 不幸になっていく話だと思っていたら そうでもなく、どちらかというと‘不幸せ宿替え双六’といった感じ。
失敗しても失敗しても追いかけてくるオラフ伯爵は『チキチキマシーン猛レース』のブラック魔王ってところかな?


噛み付いちゃうサニー役は カラ&シェルビー・ホフマン とあるから 双子ちゃんが交代で演っているのでしょうね。

 メリル・ストリープ よいわぁ~~
コメント (9)
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日本映画 大画面で観たいのは...?

2005年05月20日 17時33分38秒 | 観る
先日、家族と私日記 パート2のコメント欄で、邦画はレンタルでいいかも...なんて 話になったので、改めて 劇場で観たい! & 劇場で観た甲斐があった! という邦画を思い描いてみました。

夫は、『蒲田行進曲』と 言っておりまして、なるほど劇中劇の池田屋階段落ちのシーンは見応えがあるし、同名の舞台が原作という事もあってか、スクリーンを隔てて観客がいるということを意識している作品かも知れません。

私は...と 朧に考えていたら 今朝 思い出した映画があります。『絵の中のぼくの村』(1996年度第46回のベルリン国際映画祭にて銀熊賞受賞 )...現役の絵本作家 田島征三(たしませいぞう)と 田島征彦(たじまゆきひこ)...双子の兄弟の子供時代を自伝的に描いた作品です。高知の自然が美しく、ファンタジックでノスタルジックで、木の精なのか村の守護霊なのか ある意味マクベスの三人の魔女のようでもある不思議な婆さん達...。公開時に劇場で観てもう一度見たくなった作品のひとつです。いつまでもフィルムの中に浸っていたくなる感覚を味わったのは劇場ならではの感覚でしょうか。

それから もう一本...坂東玉三郎監督・主演の『天守物語』。泉鏡花の耽美な世界を玉三郎の富姫、宮沢りえの亀姫が 魅せます。この世のモノではない二人の姫を この世のモノとは思えぬ質感で演じています。美しい肌の秘密は普通の撮影の倍も使った照明にあるのだとか。残念ながら私が観たのはビデオなのです。最近の宮沢りえは、一皮も二皮もむけて良い女優になってきたので、もう一度‘玉りえ’コンビでリメイクされたら 今度は劇場で観たい!...と思ったけど りえちゃんはもう亀姫の年齢ではない...か...。(そんな話があるとしたら姫川図書之助の役は、今度はもっと初々しい感じの俳優さんにやって欲しいな...(* ̄  ̄)b しーっ)

『絵の中のぼくの村』『天守物語』共に VHS のみで、DVD が出ていません。すみません...マイナーな選択で...。皆さんのお薦めはどんな作品でしょうか?

大画面で見応えがあるということは、作品自体の出来も さることながら 感覚に直接訴えかける作品ということにも繋がるでしょうか...。今年のカンヌ映画祭の【監督週間】(パルムドールの候補であるコンペティション部門とは また別の位置づけ)に名を連ねている 小栗康平監督の『埋もれ木』は、どうかしら...素敵な作品かしら...?
コメント (8)
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