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ハメ手勝利

2015年04月13日 | 時事
電王戦、棋士側の3勝2敗…初の勝ち越しで面目
何やら事前研究でハメ手を見つけて実践した模様です。

まあ勝利は勝利でしょうけど、21手投了というのは異様に早く、見ている方はがっかりしたことでしょうね。前も「角成らず」を認識できない欠点をついて勝利したプロがいましたが、あれは勝勢に持ち込んだ上でのパフォーマンスだったのでまだマシでした。ハム将棋もそうですけど、コンピュータはプログラムの隙を疲れると非常に弱いので、ガチでやったらハム6枚落ちにも苦戦する(笑)自分も、実はハムちゃんが圧倒的不利になる道筋が存在するので、それを覚えて打つことで平手で簡単に勝つことができるのです。囲碁も自分の持っているソフトは定石が偏っているので、序盤に体勢を崩せばその後は楽に展開できます。しかしそれは実力かと問われれば、流石に恥ずかしくてそうとは言えませんな。

コンピューターを惑わせるような戦術はある意味で番外戦術に近いですから、プロが勝つためになりふり構わなくなっている姿は、逆に正攻法では太刀打ちできないことを認めてしまっている気がします。わざと定跡からずれ、損をする展開に進むことでコンピュータを惑わすようですが、そんな肩透かしばかりしていると、それにすらいずれ対応されてしまうでしょう。プログラムミスを指摘することはあっても、それを頼りに打つと言うのは将棋本来のゲーム性を冒涜しているような気がしてなりません。
20年ほど前にチェス王者がコンピュータに負けましたが、だからといってチェス自体の魅力が無くなったかと言えばそうではありません。将棋は特に中盤、取った駒がまた打てるところに面白味があります。終盤の詰め将棋的な展開はコンピュータの大好物でしょうから、その前に勝負を決める戦略はアリとしても、序盤の駒差で投了に追い込むようなパターンはもう今回限りにして欲しいものです。




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