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廃棄活用の功罪

2015年08月19日 | 時事
フードバンク 食品寄付 県内も倍増
「廃棄するくらいなら困っている人に配ったら良い」と言う考えは一見正論ですが、実は問題も多いのです。

一番は需要と供給の問題。一般的に考えて、よく売れるものは必需品であり廃棄は少なく、逆に廃棄が多いものは必要性が社会に認められなかったから廃棄されるわけなので、欲しかったものが手に入る可能性は非常に低いと考えられます。必要のないものや、記事のように同じものばかりもらっては、最初は嬉しくてもそのうち飽きたり栄養が偏ってしまったりし、苦情を生む原因になるでしょう。また消費者は必要に応じて買うので家庭内廃棄は基本的に少ないと思われますが、タダでもらったものには「どうせタダだから」と消費意欲が希薄になってしまい、結局捨てられてしまうことも心配ですね。あと企業側も廃棄分はちゃんと経費に数えられていますし、経費と言うことは誰かが動くと言うことで、もちろん廃棄するための業者もいるわけです。ボランティアが無料奉仕で動くことは、そういう人達の仕事を奪ってしまうと言う意味で非常に迷惑な行為だとも言えるわけですね。ボランティアって名がつくと無条件で良いことをしている気になりがちですが、よく考えると人に迷惑をかけているだけの行為も存在すると言うことを忘れてはいけません。真のボランティアなら廃棄品でなくちゃんと商品を買って配るようにしないといけませんな。

ゴミのリサイクルなんかは4年生で習いますが、こういう話はまだ難しいかなあ(笑)

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