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バングラディシュテロ

2016年07月02日 | 時事
ダッカのテロ、日本人男女7人死亡確認…菅長官
日本人7名が犠牲になる凄惨なテロが発生してしまいました。

今回被害に遭われた方々はジャイカ(国際協力機構)の社員だということだそうです。旅行者なら、不運は不運でも一応自らの楽しみのために危険情報も顧みず渡航した自己責任も少なからずありますが、社命にしろ自身の信念に基づくにしろ、彼らは仕事でバングラディシュの発展に貢献していた人達ばかりであり、殺害に足るような理由は微塵もないわけです。しかも現場はカフェだということで、完全にソフトターゲットが狙われてしまったことになります。いつどこで誰が狙われるか分からない恐怖。思想犯とは恐ろしいものですな。
どのような思想があるにしろ、日本がどれだけアジア諸国に対し支援をしてきたかを知らないのでしょうか。ちょっと無知すぎやしませんかね・・・そして亡くなった方々を非難したり、政府の対応を批判したりする行為も同様に愚かなものであると思います。

テロリストの言葉に何一つ正しいものはありません。彼らが仮に日本のテロに屈しない態度に腹をたて報復攻撃を行ったとしたら、それは自分と敵対し邪魔をする奴は悪だと決め付ける独善的な思考回路からくるものであり、非常に身勝手な主張です。明らかに非難すべきはテロリスト達であり、「テロに屈しない」と声を上げた日本政府を非難することは、仮に学校現場で例えると、ヤンキーがワガママ放題やっているので「私たちは暴力に屈しない」と宣言した級長に対して「余計なことをいうとこちらに火の粉がかかるだろう」「刺激するな」と食って掛かるようなものです。いじめを見て見ぬフリし、立ち上がった者までも同様に敵視する風潮は、学校現場においては平穏に生き残る処世術かもしれませんが、いずれ終わる関係でない国際社会において同じスタンスでいると、相手は歯向かう者がいないのでどんどん付け上がってしまい、仲間や武器を集めていずれ傍観を決めていた人々にも大きな被害を及ぼすだろうことはたやすく想像できます。やはりまずは間違っていることは間違っていると声を上げ、立ち向かう力がないのならしっかり後方支援していくことが大切なのでしょう。そのための安全保障であり、不断の努力で守り抜かなければならない憲法9条の精神なのではないでしょうか。憲法が日本人を守ってくれると勘違いしている人がいますけど、それは発想が逆で、我々日本人の安全や自由に生きる権利を守るためのルールなのですから、その内容で守るのに心許ないのなら、しっかり守りきれるよう変えていく議論をすることも現実的に必要な行為なのではないかと思います。

特にテロリストの言葉を都合よく利用し、本質から逃げて政争の道具にしていきまくような連中にこの国は任せられません。今度の選挙ではよく見極めたいものですね。

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