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日本棋院内乱

2019年07月20日 | 時事
うーん、どの業界もスポンサーを怒らすと怖いですなあ。

自分が知りえた範囲で騒動をまとめてみます。この依田元名人は平成を代表する棋士の一人で、「ヒカルの碁」で最も重要な対局「佐為vs塔矢行洋」の元棋譜を打ったことでも有名です。しかし私生活は古い囲碁棋士そのものというか、稼いだ賞金を全てギャンブルにつぎ込んでしまうような性格で、「どん底名人」という著書もあるくらい一時期は荒んでいた模様です。何か文春砲が出ていましたが、借金が返せず勝手にマンションを売却したことから奥さんや子どもと別居することとなり、逆にそれからもう囲碁しかないということでがんばりだし、去年のこのマスターズカップでは見事優勝を果たしていました。

事の発端は先月、その奥さんが勤めていた日本棋院の理事を決める選挙で落選運動(候補者の中傷文をメールでばらまいた)をしたらしいことを問題視され、常任理事を外されてしまったことのようです。この奥さんとはそのマンション絡みで係争中だと思うのですが(笑)一応夫なのでこの措置に依田元名人が激怒し、義憤に駆られてツイッターで理事会や日本棋院の幹部の悪口を書きまくった模様です。まあ内情には詳しくないので真偽は不明ですが・・・結局、依田さんが説得されて「この方法での批判は間違っていた」と認め、現在該当ツイートは削除され大人しくしているようですけど、今年もエントリーしていたこのマスターズ大会はまさに渦中で行われていたためドタキャン(体調不良?)したらしく、大会の運営と名誉を傷つけられたということでスポンサーのフマキラーさんが降りてしまったという顛末です。依田さんが直接フマキラーに対し何かしたわけではないのですけど、当然イメージは悪くなってしまいますし、このような悪目立ちする人物に賞金を与えることになっては・・・という判断なのかもしれません。

この辺、今世間を騒がせているジャニーズや吉本と同じ構図のようですが、日本棋院と棋士との関係って会社と社員とはちょっと違う(棋士は個人事業主)ので、所属のトップに対し自由にものが言えるという点では透明性があるのかもしれませんな。しかし収入源を失ってしまうのでは親子共倒れです。依田元名人にはしっかりと囲碁で語ってもらいたいものです。


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