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成人学力調査

2013年10月09日 | 時事
日本「成人力」世界で突出 「読解力」「数的思考力」トップ OECD初調査
15歳から65歳を対象とした調査で、日本がダントツだったようです。

一部の報道で「詰め込み教育の結果」と言っていましたが、20代は既にゆとり世代ですし、その全てにほとんど差がなく1位だったということは、日本人の学力レベルの基盤がしっかりしているということでしょう。そもそも江戸時代の頃から既に日本は圧倒的な識字率を誇っていましたし、日本語と言うのは世界でも類を見ないほどの難しい言語なのにもかかわらず、ほとんどの人が読み書きできるわけです。数学に関しても、一時期「分数のできない大学生」などと揶揄されていましたが、そういう指摘を受けて「自分は大丈夫かな」と、ちょっと勉強しなおす向学心も持ち合わせています。1年生を担任していた時、迎えに来ていたお爺ちゃんになぜか気に入られ、大学入試レベルの因数分解の問題を聞かれて面食らったことがありましたが、「(aーb)をXと置いて・・・」など、落ち着いて考えれば結構解けるものでした。ITについては、やはりどこの業種にも「パソコンなんて」という方が一定数いるようですが、学校で全く教えてもらっていない世代も多いので、これからは良くなっていくでしょう。とにかく、世界と比較した日本人の学力と言うものに特に問題はないと言うことがこれで実証されたわけですね。

まあ、日本人の欠点は島国根性というか、そういう中で満足してしまう傾向にあることでしょうか。与えられた環境の中で答えを見つけるのは得意だが、それ以上の可能性を考えない。例えば日本の高学歴の人はこぞって一流企業の歯車になろうとしますが、世界の高学歴の人はまず起業することを考えるとか。日本に根付く「和」の精神では、現状を変えようとする力というか、フロンティアスピリッツというものは中々身につかないものですね。ガラパゴス的な進化を遂げた究極体といったところでしょうか。

しかし気になるのが、いつものPISA調査の上位国、中国やシンガポールの名前が挙がっていないことですね。何があったのでしょうか・・・

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