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鼻血描写

2014年05月09日 | 時事
「美味しんぼ」鼻血描写 現地では「出ても言い出せない雰囲気」?
原爆症は、10人いても10人ともかかるわけではないところが厄介ですな。

放射線が細胞や遺伝子に当たって傷つけることで様々な症状が出るわけですが、これはラケットにボールを当てるようなレベルではなく、ラケットにミジンコを当てて弦を切るようなものなので、ミジンコの量や速度、元々のラケットの状態など、様々な要素が絡むわけです。原爆と鼻血の因果関係は、現時点では不明でも、現象として起きているのであればそれを問題提起することは憚るべきではないと思います。例えば以前、倖田來が「35を過ぎると羊水が腐る」と発言し問題視されましたが、それから7年経って、今では事実だったともう科学的に解明されているわけです。彼女が何を根拠にそう発言したかは分かりませんが、彼女の指摘を感情的にバッシングせず、客観的に調査したり啓発したりする動きになっていれば今頃少子化が止まっていたかもしれません(笑)世の中にはまだ分かっていないことが多く、統計や慣例、噂や「おばあちゃんの知恵袋」などと言うものの中にも、いずれ真実であると証明されるものも出てくるでしょう。

この作者もちゃんと取材して表現している以上、「福島の人に悪いから書くな」という感情論だけの主張は、まるで以前起きた「はだしのゲンは子どもに見せるな」の時の異常さを感じさせます。そもそも原爆症=鼻血、脱毛、だるい、喀血、血尿というイメージははだしのゲンから来ているわけですが、現在でもそのうちのいくつかは因果関係が認められていません。しかし当時誰も文句を言わなかったのは、そういう現象が確かにあったからでしょう。不吉なことは言わない、安全だと言い続けていれば安全になる、と言う日本人の言霊的発想からは少し離れて、現実的な声や数値を受け入れ、科学的で多様なものの見方を吟味するべきですね。

そもそも「美味しんぼ」ってフィクションじゃないの?

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